宇津救命丸株式会社

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やわらか社長の楽しいぶろぐ



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2度目の手術

右目に続き、半年後に左目も白内障の手術を
することになりました。
その時、世にも恐ろしい体験を・・・


一度手術を経験しているので、「左目も手術しま
しょう」と言われても、わりと平静でした。
ただ、院長先生に「私も年なので、今度は息子が
やります。」と言われた時は不安になりました。
名医の息子が名医とは限りません。でもそれは
思い過ごしでした。


手術当日、早朝に病院に行きました。すると事
務長から、緊急患者が出て、予約しておいた個
室がふさがってしまったと言われました。
他の病室もいっぱいで、部屋代ゼロの予備室な
ら空いているが、あとは日帰りするしかないとの
こと。
手術後に帰って、また翌日検査に来るのも面倒
だし、部屋代がゼロの個室というのは魅力です。
部屋も見ずに了承してしまいましたが、それが
悪夢の始まりでした。


手術は前回同様簡単に終わり、今回はそれほ
ど緊張もしませんでした。
手術後、車椅子で部屋に連れていかれたので
すが、中に入ってビックリ。そこは窓のない狭い
部屋で、半分をカーテンで仕切ってベットが置い
てあるだけ。あとは備品や棚が雑然と並び、ど
うみても倉庫です。
いくらタダとはいえ、前回の窓からニコライ堂や
景色が見えた部屋とは雲泥の差。
家内は大笑いしながら写真を撮って帰りました。


しかし、その部屋でゆっくり寝ていることはでき
ませんでした。
次々に人が入ってきて、カーテンの向こう側で
着替えたり、日帰りの患者さんが手術後に休
みに来たり、1日中ずっとざわついていました。


窓がないので時間の感覚もわかりません。
やっと人も来なくなり、運ばれてきた夕飯を食
べ終わってしばらくすると、あんなに騒がしかっ
た外が静かになっていました。よく考えると、
ここは病棟ではなく、手術室のあったフロアー。
ドアを開けて見ると、外にはだれもいません。
部屋にはテレビもラジオもないので、不気味な
静けさだけがずっと漂っていました。


そのまま寝てしまえばよかったのですが、夜
中に目が覚め、トイレに行きたくなりました。
誰もいない薄暗い廊下を、片目で、壁を伝って
行きました。正面には電気が消えた真っ暗な
手術室が見えます。
病院・無人・深夜・手術室、ホラー映画の条件
が全部揃っている感じです。


昔見た映画を思い出し、ちょっとびびりながら
も、手術室の前を足早に通って行きました。
そして角を曲がった瞬間!看護婦さんとばっ
たり鉢合わせ。二人とも悲鳴をあげて飛び上
がりました。
いい年をしながら、あの時はほんとに怖かっ
たです。


手術の結果は上々で、視力も昔よりよくなり、
現在は老眼鏡なしの快適な生活を営んでい
ます。