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体験航海

先日、同業の某社長に海上自衛隊の体験航海に行かないか
と誘われました。日本の防衛も大切なので、息子と行くこ
とに。体験航海といっても晴海埠頭から横須賀までで、距
離は短いけど、乗艦から下艦まで4時間近くかかります(客
船と違っていろいろ儀式が・・)。

護衛艦搭に乗るチャンスなどなかなかないので楽しみにし
てましたが、乗艦10日前に練習艦になるかもしれないと連
絡がありました。応募人数が多かったみたいで、7時半から
の受付で先着順らしい。でも出航は10時だし・・・練習艦
といっても護衛艦とほぼ一緒なので、あわてずゆっくり行
くことにしました。

当日、晴海埠頭の特設乗艦所に着くと、練習艦と護衛艦が
停泊し、受付にはすでに多くの人で長い列が。これでは乗
れるのは練習艦が確実のようです。
招待客は一般客と乗員の家族のようで、若い女性のグループ
もいました。艦上婚活?

すると某社長が、二人の制服自衛官と一緒に登場。前回、
観艦式でお世話になった人事の方でした。某社長の会社は
退職した海自の自衛官を採用しているので海自とのパイプ
が太く、優先的に護衛艦に乗れるよう手配してくれたとの
こと。これは忖度ではありません。

護衛艦「まきなみ」の搭乗券を頂きました。

V.I.P.待遇で、長い列を並ばずに直接受付を済ませ乗艦する
ことができました。護衛艦は練習艦と並列で繋留されてお
り、まず練習艦に乗艦し、仮設橋を渡って護衛艦に移ります。

手前が練習艦で奥の112が護衛艦

練習艦の中には、講義を受けるための講堂がありました。

練習艦「かしま」は海外へ表敬訪問することもあり、要人
を乗せることもあるので、将官の上陸用ボートはクルーザー
並みに豪華なのだとか。色もグレーではなくカラフルです。

隣の護衛艦に搭載されたヘリコプターがまじかで見れました。

練習艦と護衛艦の間には、ぶつからないように浮きがあり、
これを運ぶためだけに小さな船が随行してました。

いよいよ護衛艦に乗艦。二人の自衛官の方が付ききりで、い
ろいろ案内してくれました。でも、自分の艦ではないので知
らないことも。トイレに案内してもらうと自衛官の方も迷子
になりました。それだけ中の通路は複雑に入り組んでます。

こんな急な階段。

トイレはこんな感じ。

他国とのいろんな演習に参加した記念だそう。

出航すると練習艦の全容が見えました。なんかスマートで
優雅です。

艦首にあるイカリの鎖。
鎖の長さは300メータほどあり、イカリが海底について固定
するだけでなく、鎖の重さで艦を固定するのだそうです。
海中から引き上げるときは、錆びないように真水で洗いなが
ら巻き上げるのだとか。

艦首の主砲(127ミリ砲)
127ミリというのは砲弾の直径でむかしの軍艦の3分の1以下。
数も1門だけですがミサイルが主力の時代ですから。
でも、無人の全自動で1分間に45発も撃てるそう。対艦はも
ちろん、不審船や航空機にも対応できるそうです。
そしてなぜかイタリア製。なんとなくスマートです。

防空20ミリ機関砲
飛行機というより、飛んでくるミサイル迎撃用ですね。自動
で目標を狙い1分間に3000発を発射。1秒間に50発なんて
想像がつきません。弾が数珠つなぎで出るの?

あとはミサイルや魚雷の発射管など兵器も盛沢山。まあ名前
は護衛艦でも要するに軍艦なので。

出航してから、上のデッキに上げてもらいました。
艦は微速(時速約11キロ)でゆっくりと進んでますが、風は相
当強いです。レインボーブリッジの下をくぐりました。

水陸両用バスとすれ違い。護衛艦に民間人が乗ってるのが珍
しそう。

これは信号用の旗。それぞれに意味があるそうで、無線封鎖
のときは旗で通信するのだとか。

これは「恋人たちの幸せの鐘」ではありません。
でも、国民の幸せは守ってもらいたいですね。

艦橋には艦長以下幹部が詰め、ピリピリした空気です。

これこれ!映画でよく見た航海図。鉛筆で書き、消して何度
も使うそうです。

キャップの文字から、「まきなみ」の母港が青森の大湊と
わかります。

航海中、主砲をまわしたり、対空砲を動かしたり、後ろの
デッキで艦載ヘリのローターを回したりしてサービス満点。

このヘリは、敵の潜水艦を発見したり攻撃するのが任務です
(もちろん、人命救助も)。
格納庫に入れるときはこうしてローターをたたみ、レールに
沿って移動します。

艦内のエンジン制御室も見せてもらいました。映画で船が沈
没するとき、たいてい初めに動力室に海水が入って船員がお
ぼれますが、いまは動力室も無人だそう。ずっとモニター見
てたら酔いそうです。

食堂に案内されここで休むように言われましたが、艦内にい
ると微妙な揺れで船酔いしそうなのでデッキに戻りました。

3時間かかってやっと横須賀に到着。米海軍の基地の前を通っ
て埠頭に。横須賀の軍港めぐり遊覧ツアーは好評だとか。

全部イージス艦。やっぱりアメリカは金持ちです。

日本の海自の潜水艦基地。米軍基地に間借りしているそうです。
日本国内なのに変な話。

接岸してタラップが付いたのに、下艦するのに30分ぐらいか
かりました。

でもこれで終わりじゃありませんでした。
横須賀基地を出てからが大変。某社長と息子が横須賀バーガー
を食べようと、炎天下の街中を延々と歩かされました。でも
やっと目的の店に着いたら長蛇の列。他の店もいっぱで、あ
ちこち探しても他にバーガーのお店がありません。マックや
モスはあるのに・・・もうそこでいい!

結局駅前の居酒屋に。二人はもう飲みたいだけです。

二人のピッチは前進全速。艦を降りたのが13時半なのに、店
を出たのは16時過ぎでした。まあ、業界の話もいろいろでき
ましたが。

それから帰るのに電車で1時間半。
もうよれよれになりました。