夜泣き|かんむしに宇津救命丸400年以上の歴史を持つ医薬品メーカー

Home » ブログ » 映画「永遠の0」 + よもやま話

ブログ

blog

映画「永遠の0」 + よもやま話

今月20日に上映される「永遠の0」を、一足早く試写会で見て
きました。


以前小説を読み、映画化されたら是非見たいと思ってました。
内容もさることながら、いまのCG技術(まさか今さらミニチュア
の特撮じゃないでしょう)でどこまで零戦をリアルに再現出来
るのかも見たかったのです。
零戦を称賛するつもりはないですが、映像のリアリティは
ストーリーに重みと真実味を与えます。戦争が終わって70年
もたつのに、映像は年々リアルになってきます。
CGの無かった時代、ハリウッド映画では本物そっくりの飛行
機を作って飛ばしまいました。40年以上前に作られた「トラ・
トラ・トラ」はその集大成で、迫力が全然違います。ちなみに、
日本映画は最近までミニチュアが主役で、ほんとに飛ぶ零戦
が出てくる映画は今まで見たことがありません。
リアルといえば、主演の岡田君には是非坊主頭で出て欲しい
と思ってました。かって公開された映画で、特攻隊の主人公
が長髪だったり太ってたりしていたことがありました。中には
そんな人もいたかもしれませんが、これもリアリティです。
見た感想は、内容はほぼ小説のとおりに描かれていて、岡田
君も五分刈り(まさかCG?)で好演してました。小説を読んで
も泣かなかったのに、映画で見ると泣けてくるから不思議です。
会場のあちこちからすすり泣きが聞こえて来ましたが、後ろの
おじさんの嗚咽のうるさかったこと。
肝心のCGは凄いのひとこと。ちょっと前まで日本のCGは立体
感がなく、ハリウッドに引けをとってましたが、こんなに進歩し
たとは驚きです。本物そっくりに一機は作ったそうですが(もち
ろん飛ばない)、どこまでがCGだか区別がつきません。知らな
い人が見たら、全部本物に見えるでしょう。
その話を、以前零戦のプラモを作ってあげた社長にし、是非映
画を見るように薦めました。彼は某県の商工会会頭をしていて、
公演に来た「永遠の0」の作者の百田さんとはマブダチになっ
たと言ってました。
その百田さんは最近よくテレビに出てますが、この原作を書く
のに5百冊の本を読んだとか。話の中で、零戦は職人が作った
工芸品のようなもので、その職人まで徴兵してしまい、結局素
人の学生が作るようになって性能が低下してしまったと言って
ました。
そういえば、母も女学生で軍需工場に駆りだされ、レーダーの
ような機械の部品のハンダ付けをやらされ、出来なくて泣いて
いたと言ってました。負けるわけです。もっとも、工芸品のよ
うな兵器を作った時点でダメでしょう。
そういえば、その零戦を開発した堀越さんの映画「風立ちぬ」
が先に公開されました。私はこっちを見てないのでなんとも言
えませんが、いろいろ論争があるみたいですね。思えば「永遠
の0」とコラボした零戦のプラモはありますが、「風立ちぬ」と
コラボしたのはありませんでしたねえ。
百田さんは小説家の難しさも語ってました。毎月200冊の本
が出版され、店頭に並ぶのはほんの一部。有名作家は別とし
て、週イチで本屋に行く人でも、その目に止まるのは奇跡に近
いそうです。ブログをやってると、文才があるなどとおだてられ、
「小説家なんて面白そう」なんて思いましたが、そんな甘いモノ
じゃありません。
本は売れないと返品になるので、百田さんほどの人気作家に
なっても、返品できないように店頭を回ってサインしまくると
いう話が面白かったです。
話は映画に戻りますが、12月8日が開戦の日だったから、今
月は衛星放送で東宝の古い戦争映画をずっとやってます。
東宝のスターが勢揃いの大作ですが、前記のように零戦はすべ
てミニチュア。でも、円谷監督の特撮は大したもので、これを
きっかけに世界中で大ヒットした怪獣映画が生まれました。
飛行機を上から吊るすと線が目立つので、逆さまに釣って人間
の目をごまかしたという話もあります。当時も、そうやって少
しでもリアリティを追求したんですね。地上に並ぶ零戦は、作
品によって出来に違いがありますが、エンジンの振動で羽が
バタバタ揺れたりして、CGの無かった時代の苦労がわかります。
前記の社長から、百田さんサイン入りの「海賊と呼ばれた男」
のハードカバー上下が送られて来ました。ちょうど読みたいと
思っていたので嬉しかったです。
でも、ハードカバーは重い。
hya.JPG