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10年祭

先日、叔母(母の妹)の10年祭がありました。
叔母の家は代々神教。10年祭というのは神教の祭事で、仏
教の法要にあたります(神教の基本は祀ること?)。

ちょっと調べたら、神教は亡くなった後に翌日祭があって、
10日ごとに10,20,30,40,50日祭まであり、次が100日祭。
その後1年3年5年10年祭とあり、驚くのは50年祭まである
ことです。いくら長寿になったとはいえ、遺族の方がどう
なることか。まあすべての祭事を行う家は少ないようです。

では仏教は?と調べてみたら、初7日から49日まで7日ごと
に法事があり、次が百箇日。その後1周忌、3回忌、7回忌、
13回忌、17回忌、23回忌、33回忌と、全部数えたら仏教の
方が多いんですね。こちらも全部やる家庭はないでしょう。

本題に入りますが、叔母は生前、幼稚園から大学まである
学園の理事長でした。宇都宮で甲子園出場常連のあの学校
です。

叔母は亡くなった夫から学園の運営を引き継ぎ、全身全霊
を注いでいました。
大学を作るのが悲願で、その創立には粉骨砕身し、許可が
降りるまで日参し何年もかかったそうです。その心労のた
めに病に倒れ、晩年は不自由な生活を強いられました。
その苦労話を聞くと、あの話題になった一連の学園認可問
題はどうなんでしょう。

10年祭は、ごく限られた親族だけの食事会で、各々が叔母
の思い出話をしました。

叔母の嫁ぎ先は代々政治家の家柄なので、叔母は私の母と
違っておしゃれで優雅でした。叔母の義父や夫が海外に行
くことが多かったため、昔から家には珍しい置物やおしゃ
れな食器が並んでて。とくに印象に残っているのは、いま
から60年前、私が子供のころに食べさせてもらったハワイ
のアイスクリームは、この世のものとは思えぬ美味しさで
した。

当時のお手伝いさんも呼ばれててエピソードを話しました。
叔母は大変な甘党でコーヒーに砂糖を何倍も入れてたそう。
また大のお菓子好きで、いろんなお菓子を買ってきてはみ
んなに食べさせてくれたそうです。ただ、あるお菓子だけ
は棚に仕舞って一人でこっそり食べていたそう。

お手伝いさんはそれが気になり、ある日そっと覗いて見た
ら、デメルのザッハトルテでした。どんなに美味しいのだ
ろうと、自分で買って食べたら「あまーい!!」

その話を聞いて、叔母をしのんで私も買って食べました。
ただ、さすがの私にも「あっまーい!!」。
もし食べてみたいと思ったら、苦い紅茶をご用意ください。