睡眠は人間にとって不可欠ですが、特に最近睡眠の重要性がいわれる
ようになってきました。
最近寒暖の差が激しく、かぜをひく人が増えています。そういう私も先日
かぜをひき、38度5分の高熱がでました。普段睡眠時間の短い私でも、
この時ばかりは一日中熟睡。体力の回復に、いかに身体が睡眠を必要
としているかがわかります。
睡眠は体力だけでなく、脳の活性や神経の安らぎにも必要です。
いまは、世界的に子供の睡眠時間の減少が問題になってきてますが、
特に日本の子供の睡眠時間は、世界中でワースト1位だとか。その原因
は、親の都合などもありますが、一番はテレビやゲーム、スマートフォン
などの影響だそうです。
一方で、習慣の改善だけでは対処できない問題も有ります。それはスト
レス。社会環境の変化により、子供でもストレスを受けるようになりまし
た。そのストレスなどから寝付けない子供が増えてます。その原因は、
入園入学の環境の変化、友人関係やいじめ、受験のプレッシャーなど
ですが、現代の子供たちの多くはそのストレスの発散場所がなく、夜に
まで影響を及ぼして不眠になりがちです。
睡眠時間の減少は、さまざまな問題を起こします。
スペインの大学で実験した所、睡眠9時間未満の子は、コミュニケーション
力、計算能力、書き取り能力、文法力、理解力全てにおいて、睡眠9時
間以上の子供たちよりも劣ることがわかったそうです。それだけでなく、
成長の遅れや食欲不振、注意力や集中力・記憶力・作業能率・意欲の
低下、イライラ、多動、衝動行為などがみられることもあり、将来肥満に
なる可能性があるといわれています。
睡眠不足の解消には、まず生活環境の改善が第一ですが、よく眠れるよ
うにするためには、副交感神経を高め、自律神経のバランスをとること
が重要です。
①睡眠前に入浴し、一時的に交感神経を高め、その反動を利用する。
②日中はたっぷり日を浴びて運動をする。
③テレビ・ゲームなどは時間のケジメをつける。
④暗い部屋で眠る。
睡眠不足は、さらなる睡眠不足の連鎖を起こします。生活のリズムを変
える必要があるので、早起きして朝日を浴び、ずれた体内時計をリセット
することも重要なのです。
なぜ突然こんな話をしたかというと、今度群馬と福島で開かれる健康教
室で、「家庭薬でできるマインドケア」というタイトルで公演するため
勉強したからです。宇津救命丸は睡眠薬ではありませんが、心を落ち着
ける作用があるので、 良質な睡眠のお手伝いができます。