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IKEAとラーメンと青春の思い出 2

IKEAで疲れはて、いつもは帰るところですが、次男が
どうしても横浜のドルフィンに行きたいと言い出しま
した。

この店は、荒井由美ファン(現在の松任谷由美)なら
聖地ともいえる場所。彼女の「海を見ていた午後」と
いう歌に出てきて一躍有名になりました。
40年ぐらい前の曲ですが、むかしからドライブのと
きはユーミンの曲をかけていたので、子供たちもよく
知っているのです。

歌詞を一部紹介しますと・・・

「あなたを思い出す この店に来るたび
坂を上って きょうもひとり来てしまった
山手のドルフィンは 静かなレストラン
晴れた午後には 遠く三浦岬も見える

ソーダ水の中を 貨物船がとおる
小さなアワも恋のように消えていった」

スローテンポのしんみりした曲ですが、聴いたファン
は一度はドルフィンに行ってみたいと思ったはず。

歌詞の通り山手の高台にあり、1階が喫茶室で2階が
レストラン。最盛期はドルフィンを目指す車で渋滞し、
駐車場から溢れた違法駐車に苦情が出たため、車を預
かるポーターを置いたほどです。

外観は当時のまま(たぶん)。

当時、友人が横浜在住の彼女‐(現在の奥さん)と付き
合っていてこの店を教えてもらいました。当時はおしゃ
れな店も少なく、ドライブするにも調度いい距離で、
私も彼女(妻)と行きました。

ただ、食事をすると高いので、いつも1階の喫茶店。
初めて行ったとき、えっ?て思ったのは想像していた
ような景色じゃなかったこと。窓から見えるのは広大
な石油コンビナート。海なんて少ししか見えません。

晴れた日には遠く三浦岬が見える ⇒ うそだ~
ソーダ水の中を貨物船が通る ⇒ 見える訳ない!
荒井由実もずいぶん誇張するもんだと思いました。

今回40年ぶりぐらいに訪れると、1階は使われてな
く2階に通されました。初めて2階に上がったけど、
ここからだと確かにもう少し海が見えます。嘘じゃ
なかったんだ。むかしは海辺の高速もマンションも
なかったから、もうちょっと見えたでしょう。

荒井由美はテイーンエィジャーの頃に来てたらしいで
すが、レストランに行っていたんですね~。たしかに
歌詞も「静かなレストラン」って言ってるし。

メニューにドルフィンソーダというのがありました。
これを頼むと、海を見ていた午後の曲が流れるそう。
ベタすぎて恥ずかしいと躊躇してると、息子が頼み
ました。歌を聞いて来たお客さんに、よく「ソーダ水
はないのか?」と聞かれるので作ったそう。

色が濃すぎて貨物船は見えないなー(当時はなかった)。

お客さんは年配が多い。いまでもむかしを懐かしんで、
50代、60代の人が訪れるそうです。

もう一つ印象に残っていたのは、近くにある消防署。
米軍の所属で表記は英語でした。

いまも同じですね。

消防車も、当時はどでかいアメ車でした。
その話を息子にすると「うそだ~」と。
そこで息子を連れてくと、車庫の中に1台見えました。
「ほら、車体にファイヤーデパートメントって書いて
あるだろ!」と得意げに言ってマークを見ると、なん
とアメ車じゃなくてニッサンでした。

帰りにむかしからある名所の前を通り、次男のおかげ
で青春の思い出がよみがえりました。

外人墓地

十番館