Day1|「夜泣き、いつまで続くの…」——<br>まず、その仕組みを知ってください。 — 夜泣きレッスン
Day 1 / 5
夜泣きレッスン

「夜泣き、いつまで続くの…」——
まず、その仕組みを知ってください。

夜中の2時、また泣き声で目が覚める。抱っこしても揺すっても泣き止まない。隣で寝ているパートナーは気づかない。

「私がちゃんとしてないから?」
「もう限界かもしれない…」

同じ思いを抱えている方は、あなただけではありません。宇津救命丸に届いたお母さんたちの声を、少しだけご紹介します。

「30分に1度泣き叫びながら起きてしまう。抱っこ紐でしか寝られず、親の私たちも寝不足でイライラしてしまう日が続いていました」(1歳・女の子のお母さん)
「夜中の3時に起きて泣き叫ぶ。何をしても泣き止まず、2〜3時間泣き続けて疲れてまた寝ていくという生活でした」(1歳・女の子のお母さん)
「お乳もよく飲み、排便もしっかりしていたので、泣いている原因が全くわからず、親の精神的にも苦しい日々が続きました」(生後6ヶ月・男の子のお母さん)
夜泣きは、あなたの育て方のせいではありません。
夜泣きは「耐えるもの」ではなく、「対処できるもの」です。

「いつか終わるから我慢するしかない」——多くの親御さんがそう思っています。でも、仕組みを知り、体の整え方を知れば、夜泣きとの向き合い方は確実に変わります。この5日間で、その道筋を一緒に見つけていきましょう。

夜泣きは「体内時計が工事中」のサイン

赤ちゃんの体内時計(概日リズム)は、生まれたときにはまだ完成していません。大人のように「夜は寝て、朝に起きる」というリズムが確立するのは、早くても生後3〜4ヶ月。完全に安定するのは1歳を過ぎてからとも言われています。

夜泣きが多い生後6〜8ヶ月は、まさに体内時計の「工事真っ最中」。睡眠と覚醒のリズムが切り替わるタイミングで、脳が混乱して泣いてしまうのです。

つまり夜泣きは、赤ちゃんの体が「大人の睡眠リズム」に向かって成長している証拠でもあります。

昔の人はこれを「疳の虫」と呼んでいた——実は迷信ではなかった

昔の日本人は、夜泣きする赤ちゃんを「疳の虫がいる」と表現しました。「赤ちゃんの中に虫がいて、夜になると暴れる」という考え方です。

もちろん、本当に虫がいるわけではありません。でも興味深いことに、「疳の虫」が指していたものは、現代医学の言葉で言い換えると「未熟な神経系のオーバーヒート」にとても近いのです。

そしてこの「赤ちゃん本人のせいじゃない。虫のしわざ」という捉え方は、追い詰められた親にとって大きな救いでもありました。赤ちゃんを責めなくていい。自分を責めなくていい。「疳の虫」という第三者に原因を置くことで、親子の関係を壊さずに済んだのです。

自律神経が未熟なお子さんほど夜泣きしやすい

夜泣きの頻度や激しさには個人差があります。この差の一因は、自律神経の発達スピードです。交感神経(興奮モード)と副交感神経(リラックスモード)の切り替えがまだ上手にできない赤ちゃんほど、夜中に突然覚醒して泣いてしまいます。

発達がゆっくりだったり、日中に刺激を受けやすい敏感なお子さんは、この切り替えがさらに難しい傾向があります。これは個性であって、異常ではありません。

夜泣きっ子あるある——お腹の調子、気になりませんか?

夜泣きが激しい赤ちゃんに「便秘がち」「お腹がゆるい」という子が多いことをご存じですか?

脳と腸は「迷走神経」でつながっていて、互いに影響し合っています(腸脳相関)。腸の不快感が脳を刺激して覚醒を引き起こしたり、逆に脳の興奮が腸の動きを乱したりするのです。

夜泣きとお腹の不調。もし両方あるなら、それは自律神経の未熟さという同じ根っこからつながっている可能性があります。

今日のまとめ

▼ 明日のレッスン 夜泣きが起きたときに試せる向き合い方と、何より大切な「親自身のケア」についてお伝えします。