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次男失踪事件

今年の冬、子供が行方不明になり、お父さんが
氷の張った池に飛び込んで、沈んでいた子供を
助けたというニュースがありました。
その気持ち、わかります。


次男がまだよちよち歩きのころ、突然家から消
えたことがありました。
よくふざけて隠れたりするので、最初はどこかに
隠れているのだろうと思っていました。
当時四世代同居だったので、それなりに家も広
く、一つ一つ部屋や押し入れの中を探してもいま
せん。ただならぬことに気づき、一家総出で家
捜しをしました。
次男を特に可愛がっていた私の祖母も、歩けな
い身体で這いずりながら探していました。
風呂場の中と庭の池の中を見る時は、「もしや」
という思いで足が震えました。
そのうち、玄関のドアが開いていることに気付き
ました。すぐに家の周りを探しましたがいません。
自分でドアはまだ開けられないので、誰かが開
けっ放しにしていたか、それとも・・・誘拐?
そう思った瞬間、身体中の力が抜け、家内と玄
関に座り込んでしまいました。
途方にくれ、警察に届けようかと思っていた時、
遠くの方からスピーカーで「小さなお子さんを保
護しています」と聞こえてきました。
急いで走って行くと、パトカーの中で次男がお
巡りさんに抱かれニコニコしていました。
近所の人が道を歩いている次男を見つけ、近く
の交番に連れて行ってくれたのでした。
家に帰った息子は、家族の心配も知らずにケロ
っとしたもので、パトカーに乗って興奮したのか
走りまわっていました。ウンチの匂いをさせながら。
さっきまで家中を這いずり回っていた祖母は、
「おまえは勇気があるねえ」と言いながら、次男
を抱きしめていました。
ドアは、荷物を運んだ人が、開けっ放しにして
帰ってしまったようです。
その道は歩道も無く、車の通りが激しい中をよち
よち歩きで、よく車にはねられなかったものです。
小さなお子様のいるご家庭では、十分な注意が
必要ですね。
その次男もいまは27才。最近は失踪しっぱなし
です。