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もったいない

「もったいない」という気持ちは、日本に昔からあった美
徳でした。その気持ちも時と場合によりますが・・・


先日、有名な老舗料亭が料理の使い回しをしていたと
いう驚くべき事実が発覚しました。
町の小さなレストランで、添え物のパセリを使い回しし
ている所があるという話は聞いたことがありますが、一
人4~5万はとるだろう高級料亭で行われていたことに
は驚きです。もちろん、小さなレストランだからといって
許されることではありませんが。
その謝罪会見で聞かれた言葉が「もったいないと思っ
た」です。この言葉は、他の食品偽装問題の謝罪会見
でもよく言われます。
その行為は絶対に許されることではありませんが、一生
懸命作った料理や、食品が手付かずに捨てられるのは
もったいないという気持ちも、同じ製造業者としてわから
ないわけではありません。
薬に関していえば、返品で帰ってきた商品は、開封・未
開封にかかわらず、たとえ前日に送った商品でも、また
ケース単位で未開封であってっも、すべて破棄を義務づ
けられています。
貴重な原料を使い、長い工程を経て作った、なんの問題
もない商品がただ捨てられるのでは、もったいないを通り
越して悲しくなります。でも規則は規則です。
高額な料金を払いながら料理に手をつけない客。期限が
過ぎて大量に捨てられるお弁当や食品。
パーティーに出るたびに、残されたこの大量の料理はどう
するのだろうかと思います。日本は、あまりにも豊かな国
になってしまったのですね。
日本中で捨てられている食料の量は、ある貧しい国の国
民全員を食べさせるのに十分な量だとか。
世界的な食料危機が叫ばれている中、とっても矛盾を感
じます。
祖母や母は、よく食べ残した料理やご飯を冷蔵庫で保存
し、古くなった布団の綿は裏打ちして再利用。物置には二
度と使わないだろう服や家財が山積みにされていました。
「もったいない」という気持ちも間違った使い方をすると問
題ですが、いまの私たちにはその気持ちが必要なのかも
しれません。