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悪いのはかぜ薬?

先日の中川昭一前財務・金融大臣の発言は、薬
業界の一員として、また薬剤師として聞き捨てな
らない話しです。


7カ国財務相会議後の記者会見でろれつが回らず
ボーッとしていたのは「かぜ薬を多めに飲んだせい」
と釈明しました。この釈明を信じた人がいたら、薬
に対するイメージが損なわれたわけですから由々し
き問題です(マスコミは信じていないようですが)。
専門家の話として、かぜ薬とアルコールを一緒に
飲むと大変な状況になる可能性があると言ってい
ますが、中川さんは「アルコールはゴックンしてい
ない」と言い張るのですから、単純にかぜ薬のせ
いでああなったということになります。
薬は厚生労働省の許可を得て作られているのに、
それであんな状態になったと言われたらたまりま
せん。そんな強力なかぜ薬があるのなら、なんと
いう薬でどのぐらい飲んだのか教えて欲しいもの
です。
確かに、かぜ薬には眠くなったりボーッとなったり
する抗ヒスタミン剤が入っていて、使用上の注意に
も「飲んだあと車の運転をしないでください」と書い
てあります。といっても、配合量は知れていますか
ら、仮に倍の量を飲んだとしても、あのような状態
にはならないでしょう。
もし、普通にかぜ薬を飲んであんな状態になると
したら、使用上の注意に「かぜ薬を飲んだあとは、
会議や記者会見に出ないでください」と追加しな
くてはなりません。
ただし、鼻炎用のカプセルは、成分のほとんどが
抗ヒスタミン剤ですから注意が必要です。
以前私も鼻炎用カプセルを飲んだら、お客さんと
話しをしているのに猛烈に眠くなったり、歩くとフ
ラフラしたことがあります。それでも、ろれつが回
らなくなるなんてことはありませんでしたが・・・
医薬品の信用問題ですから、自己防衛のために
軽々しい発言は止めてもらいたいものです。