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歌舞伎

だいぶ前になりますが、4月に初めて歌舞伎を見に
行きました。


正確にいうと二度目で、最初は小さいときに連れて
いかれ、退屈で飽きまくったことだけ覚えています。
私の祖母が好きでよく姉を連れて行っていましたが、
私は歌舞伎=退屈というトラウマになり、この歳に
なっても行く気がしませんでした。
今回いい席のチケットをいただいたことと、歌舞伎
座を取り壊す前の最後の公演ということで、家内に
強く誘われ、しぶしぶ行くことにしました。
地下鉄日比谷線の東銀座駅で降りると、たくさん
のお年寄りがみな同じ方向にゾロゾロ歩いていき
ます。その一団に混じり、一緒に出口の階段を上
がると、そこは歌舞伎座のまん前。
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歌舞伎座といえば、昔私の祖父が16代を襲名し
たとき、お得意様をお呼びして襲名披露をしたと聞
いています(歌舞伎役者じゃありません)。
当時ホテルのホールなどが少なかったので、ちょう
どよい広さだったのかもしれません。
家内とおち合い、席につくと前から9列目。歌舞伎
座でいい席はト・チ・りというそうで、イロハの順番
でいうと7・8・9番目になります。そのよさは、舞台
が始まってからわかりました。
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私たちの席の近くで珍風景が。お客さん同士が席
をめぐってもめてました。同じ席番号のチケットが
2枚あるはずもなく必ずどちらかの勘違いなのです
が、二組の顛末を聞いていたら・・・
なんと、もう一組のチケットは夜の部。間違えるに
もほどがありますが、この人ももらったチケットだっ
たのでしょうか?
開演までまだ時間があるので、館内を探索。おどろ
いたのは売店と食堂の多さ。たぶん老舗なのでしょ
うが、狭い所にごちゃごちゃと沢山のお店が並んで
ました。食べることが好きだった祖母は、観劇以上
にここの食堂でお昼を食べるのを楽しみにしていた
そうです。
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私たち初心者は席でお弁当
舞台が始まると、その席は舞台から近くもなく、遠
くも無く、ちょうどよい位置。
広い劇場では、遠く離れた席だと双眼鏡でもなけ
れば人の顔など見えませんが、その点ここは役者
を近くで見れて、顔の表情などもよくわかりました。
演目は、お城のお家騒動を描いた伽羅先代萩(めい
ぼく・せんだいはぎ)。私でも知っている染五郎や玉
三郎、橋之助などの有名歌舞伎役者が勢揃いする
豪華版ですが、独特の化粧(隈取り)なので、説明
を聞かないと誰が誰だかわかりません。
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事前にガイドのイヤホーンを借りておいたので、役
者の名前も話しの内容もよくわかりました。以前、
イタリアオペラを見に行った時も、ガイドのイヤホーン
があって助かりました。難解な出し物には必需品
です。
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この解説のタイミングが絶妙で、しかも2回解説者
が変わったので、てっきり生の解説と思っていまし
た。ところが、友人の先輩がその解説をしていたそ
うで、あれは録音テープを役者に合わせて流して
いるとのこと。こんなとこも芸の深さを知りました。
結局、面白かったのかと聞かれれば、私は・・・で
す。華やかさを見るのはよいのですが、5時間近い
長丁場で、さらにすべてがスロー。私は何回か寝
てしまいました。正直3倍速で見たい感じです。
初めからずっと寝ていたお年よりがいて、家内に
「高いチケットなのにもったいない」と言うと、「あれ
があの人の幸せなのよ」と言われました。
いまの世界の動きが早すぎるのでしょうか?