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国立漫画喫茶?

文化庁がマンガの殿堂を作るという構想に異論が噴出して
います。


文化庁によれば、アニメやテレビゲームは日本が世界 に
誇るメディア芸術であり、その発信拠点として国立メ ディア
芸術総合センターを都内につくる構想だそうで、これもマン
ガ好きの総理の発案でしょうか?
マンガといっても、こどものアニメからアダルトまで千差万
別。しかもマンガは、反社会、反モラル的なほどおもしろい
もの。そのマンガの育成・保護に国が関与するというのも
何か変な感じです(中国は本 気で考えているようですが)。
その殿堂入りの基準をどうするのかと思ったら、メディア芸
術祭などで受賞したものにするとか。
センター内では、アニメなどの映像作品を鑑賞したり、 マン
ガを読んだり、ゲームを体験したりできるそうですが、その
施設の設立予算はなんと117億円。
この案について、民主党の鳩山代表が「国立マンガ喫茶」
と酷評 したとかで、なかなかおもしろい比喩ですね。
私も少年サンデーや少年マガジンで育った年代ですから、
マンガを否定する気はありませんが、その巨額な予算を聞
くと?? って感じです。
経済活性化の一環だそうですが、百年に一度といわれる経
済危機のいま、マンガの殿堂を建てることでどのような経済
効果 があるのかイマイチわかりません。というより、なぜ建
物を建てなければできないのでしょう? それも土地の高い
都内に。
もし施設が必要ならば、廃止の決まった「私の仕事館」とか
「グリンピア」内に作るとか、既存の建物の中に創る方法も
あると思うのですが。ほんとに興味がわくものであれば、ど
んな遠いところでも行きます。それこそ夕張にでも創れば・・
まあ、マンガも日本の文化でしょうが、他にも残しておきた
い大切な文化があります。それは何世紀にもわたって作り
続けられてきた日本の伝統薬です。
現在売られている日本の薬の中で、一番歴史があるのが
当社の救命丸といわれていますが、同じぐらい長い歴史が
ありながら消えてしまった有名な薬はたくさんあります。
時代の流れ、自然淘汰といってしまえばそれまでですが、
科学の発達していない昔に、知恵と経験から創られ、多く
の人の健康を守った薬がいつしか消えてしまうのはとても
残念なことです。
また、銀箔や金箔の丸剤は日本古来の剤形で、昔は専門
の製丸師、箔付師がいたぐらいでしたが、製造技術の承継
が途絶えればいつしか消えていく運命です。
内藤くすり記念館(エーザイ株式会社)や中富くすり博物館
(久光製薬)など、企業が運営する博物館は存在し、当社も
いろいろな史料を提供していますが、是非国で日本の伝統
薬の保護と伝承をお願いしたいものです。