夜泣き|かんむしに宇津救命丸400年以上の歴史を持つ医薬品メーカー

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香港の小児薬事情

香港で売られている小児薬が手に入ったのでご紹介します。


赤ちゃんのかんむしや夜泣きで悩まされているのはアジア
人だけと聞いたことがあります。もちろん、赤ちゃんが泣い
たりぐずったりするのは万国共通だと思いますが、アメリカ
やヨーロッパは住宅が広いので、特に親が悩まされること
はないとのこと。
というわけで、やはり中国ではかんむしや夜泣きの薬が沢
山売られています。特に有名なのは保嬰丹という薬で、こ
れは正露丸と同じように一般名称らしく、いろいろな種類の
保嬰丹が売られています。
その中で一番有名な商品はこれ。
一瓶づつ入った箱が6個、立派な化粧箱に入っています。
当然手作業で作っているのでしょうが、これを日本で作った
らすごいコストになるでしょう。中国お得意の人海戦術?
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しかし、容器は立派なのですが、瓶の中身は粉。これを年
齢によって一回1瓶とか2瓶づつ飲ませるのですからお母
さんも大変。成分も日本で使われているのとちょっと違うよ
うで、変わったところではサソリの粉が入っています。
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別の保嬰丹。立派な缶に入っていて、飲み終わったらいろ
いろな使い道がありそうです。中身はやはり瓶入りの粉。
成分も似たり寄ったりで、サソリと琥珀が入っています。
アルミの袋に顔の絵が入っていますが、これは開発者。中
国の薬によく見かけ、信頼の証のようで。
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これも小児薬ですが、青白い子供がなんとも不気味。裏に
はおもいっきり顔が大きく入っています。中の能書に開発
者の経歴のようなものが書いてありますが、大事な成分が
書いてないというおおらかさ。
(表)
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(裏)
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疳積散。日本語の癇癪に似ているので何の薬かわかりま
す。中身は同じように瓶入りの粉。10個入りですが、1日3
回1瓶づつ飲んで3日分、2瓶づつ飲んだら1日ちょっと。
大きな箱の割には非経済的です。
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女性の顔が入っていて一見化粧品のように見えますが、実
は小児用の咳どめシロップ。この女性はこの商品を開発した
化学師(薬剤師?)で、ドイツ人医学博士の奥さん・・とかなん
とか書いてあります。製品名も「マダム・ピールズ」。
シロップなのに計量カップが付いてなく、ティースプーンで飲
ませるそう。
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見た目は日本製のシロップ剤に似ていますが、咳どめシロ
ップと書いてあるのに、なぜか効能にかぜや鼻炎が入って
います。成分的に効きそうなものは入っていないような・・・
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西洋的なチュアブルもあります。カラフルなデザインがきれ
いですが、日本ではお菓子とまぎらわしいと監督官庁から
怒られそう。名称に「幸福」を使うのはどういう意見なのか?
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最後に、これは小児用の健康食品。この着色剤の色では
不健康になりそうな気がします。
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まあこんな感じですが、文化が違うというか、薬といえども
大陸的なおおらかさが感じられます。
いろいろな面で近代化されてきている中国ですが、医薬品
に関してはまだまだという感じ。当然、香港では日本製の
医薬品に人気がありますが、自国産業保護のためか、年
々輸入許可が厳しくなってきているようです。
生薬は中国から伝わってきましたが、こうして飲みやすい
丸剤が無いところをみると、小さな丸剤は日本で生まれた
技術と伝統かもしれません(六神丸のような大きな丸剤は
中国にもあります)。
宇津救命丸がいかに飲みやすくできているか、改めて認
識していただけたでしょうか?