夜泣き|かんむしに宇津救命丸400年以上の歴史を持つ医薬品メーカー

Home » ブログ » ゴジラと特撮映画

ブログ

blog

ゴジラと特撮映画

東宝の特撮映画のDVDが書店で発売されたと聞き、懐か
しさで「ゴジラ」と「モスラ対ゴジラ」を買ってしまいました。


「ゴジラ」第1作公開は昭和29年で、私もまだ3才ですから
さすがに映画館では見ていないですが、昭和36年に公開
された「モスラ」は祖母と一緒に見に行ったのを覚えてます。
太平洋を泳いで渡ってきたモスラの幼虫が、ダムから現れ
たのには子供心に矛盾を感じてました。
そのころ日本映画は全盛期で、映画館は街中いたるところ
にありました。自宅のすぐそばにあった映画館はバラックの
ようで、床はたしか土。トイレが場内にあったので、映画を
見ながらトイレ臭かったのが印象に残っています。
当時の日本映画は二本立てで(三本立てもありました)、怪
獣映画は必ずといっていいほど大人向けのサラリーマンも
のかコメディ映画と抱き合わせでした。そのころは上映時間
など調べていかないので、見たくもない映画をまるまる1本
見なくてはならないこともよくありました。
そのころの怪獣映画の出来栄えは、現在のCGを取り入れ
た映像とは比べようもないですが、当時は十分な迫力があ
りました。その精巧にできた街のミニュチアを見て、模型好
きになった私の原点かもしれません。
制作費もかけ、主演に映画界のトップスターを使うなど決し
て子供向けに作っていたわけではなく、それは同時上映さ
れた映画をみてもわかります。
初期のモノクロのゴジラ映画は、特撮としては幼稚ですが、
カラーよりも恐怖感があり、俳優も鬼気迫るほど真剣なので
迫力があります。その後、カラーになっても、「モスラ」、「ラド
ン」などはよくできていましたが、怪獣同士の対決ものにな
ってくると、内容もだんだん荒唐無稽(もともとそうですが)で
コミカルになり、子供向け映画になってしまいました。そして
私のゴジラ熱も冷めました。
その後、いつしかゴジラは正義の味方になり、宇宙怪獣が
出てきたり、子供のミニラが登場したり、ゴジラが「シェー」を
やったりと目を覆うばかり。大人のファンは離れて観客動員
数も激減し、ゴジラ映画は終わりを迎えました。
私の子供がまだ小さかった1984年、突然ゴジラが復活しま
した。心を入れ替えたのか心境の変化か、初心に戻って顔
つきも凶暴になり、また悪役となって暴れまわりました。
連れて行った子供たちは怖がり、次男は泣いて大変でした。
ゴジラはこうでなくっちゃ。
しかし、続編ではまたまた変な怪獣と対決するはめになり、
せっかく復活したゴジラも大人のファンは取り戻せなかった
ようです。
そのころ、ハリウッド映画がゴジラの版権を買い、「GOD
ZIRA」として製作されました。日本のゴジラが着ぐるみに対
し、ハリウッド版GODZIRAはCG。リアルな映像も制作費も
ケタ違いでしたが、「これはゴジラではない」とアメリカ人から
悪評で、興行的には失敗だったとか。ゴジラファン曰く「GOD
ZIRAには愛がない」・・・そうです。
東宝映画は、怪獣映画以外にも戦記ものなどいろいろな特
撮映画を作りました。その中でも、子供心に印象に残ってい
るのが「世界大戦争」です。第三次世界大戦が起きたという
話しですが、現在の映画はハッピーエンドとまではいかなく
ても何かしら救いを残しますが、この映画は、核ミサイルが
飛んでくるのを止められず、最後に家族が茶の間で食事をす
るシーンで終わるのです。
家内もこの映画を見たそうで、子供心にも大変なショックを受
け、しばらくは恐怖感がぬぐえなかったとのことです。
当時は冷戦の中、核戦争が起きても不思議ではなかったと
いう時代背景がありました。
いま改めてゴジラ映画を見ると、ゴジラは原爆実験の副産
物?であり、反戦も込めた映画であったような気がします。