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陶芸作家

私の趣味は模型作りですが、2年間ほど銀座の陶芸教室に通ってい
たこともあります。


いまは街のあちこちに陶芸教室ができましたが、当時は陶芸というと
まだ山の中でやっているというイメージで、「銀座でやってます」と答え
るとみんなびっくりしてました。
きっかけは友人に誘われたからですが、もともと手芸好きの母の血な
のか、何かを作るのに興味がありました。
教室は月2回、いつでも好きな日に行けます。初めて参加したとき、
生徒のほとんどが女性だということが判明。OLや学生、主婦、キャビ
ンアテンダントもいたようです。この話をすると、うらやむ友人もいまし
たが、上司や同僚、旦那の悪口など、彼女たちのうるさいおしゃべり
には悩まされることになります。まあ、息抜きの場なのでしょうが。
陶芸の基本はまず粘度の練り。回しながら練ると菊の花のようになる
ので菊練りといいますが、これは空気を押し出すため。にそば打ちの
時にも同じ練り方をするのを発見しました。しかし私はどうも不得意で、
最後までマスターできませんでした。
陶芸というとろくろを回してやるイメージですが、これだと円形のもの
作れないので、いろいろな形が作れる手び練りコースを勧められまし
た。手び練りは、練った粘度をひも状にして巻いて重ね、指で延ばし
て壁を作っていくものです。この方法だと、四角でも三角でもいろいろ
な形が作れます。
1日目にテーマに沿って形を作って自然乾燥で乾かし、2日目に薄く
削って完成させます。素焼きをした後、釉薬という塗料に漬けて色付
けし、本焼きして完成です。教室は1回2時間半なので、何を作るか
考え、形を作っていくには時間がちょっと足りません。思っていたもの
とかけ離れた物ができたこともしばしば。
2回目の削りで、どれだけ薄くきれいに削れるかがポイントです。特
に底の高台部分は、削りすぎて穴を空けないように慎重に作業を進
めます。最初のうちはあまり薄く削ることが出来ず、茶碗や湯のみ
を作っても、重くて手が疲れると家族に不評でした(別名 鉄アレイ
茶碗とも呼ばれてました)。
はじめて一年ほどたった時、次男が名古屋に転勤になったので、家
内が在庫一掃とばかりにかなりの量の作品を持たせてしまいました。
              わたし作 個展  第1部
手前が「マトリョーシカ的」重なる小鉢。後ろが組み皿。
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右奥がその収納状態。
左が模様の入った組皿・・・のわりには大きさがバラバラ。
右手前が舟形の刺身皿。色がキモチワルイと評判悪し。
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4枚の組み皿。味のある出来だと思うのですが、大きさがテキトー。
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手前の皿は、同じ大きさのを2枚作るはずが、粘土の配分を間違って・・・
後ろのは、気をつけないとおかずが転げ落ちます。
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手前は、ロールシャッハ‐テストのような模様皿。
後ろは、模様の型抜きをした跡に違う色の粘土を詰め、模様を付けた
小鉢。
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最初の練りが弱いと、せっかく作っても素焼きで割れてしまうことが
あります。また、焼くと大きさが変わるので、フタ物を作るのは合わせ
るのが大変。また、同じ大きさの物を複数作るのも難しいです。
そして、最後の釉薬をどうかけるかで仕上がりが決まります。色の選
択はもちろん、重ねがけなどで微妙な色を出しますが、焼き上がって
みないとわからないのが楽しみなところ。
苦手だったのは、模様や絵を描き込むこと。絵を描くのは決して嫌い
じゃないのですが、下書きができないので一発勝負。紙の上に描くよ
うにはうまくできません。ある時、お雛様がテーマとなりました。私とし
ては改心の出来で、素焼きの段階では「最高の出来」と先生もほめ
てくれました。ところが色を入れて焼き上げたら、小学生の作品みた
いに・・・。先生も絶句してました。
家族に一番評判がよかったのは、自由課題で作った陶器板焼き用の
板。脂が落ちるように溝が切ってあります。これは先生にも認められ、
正式な製作課題にすると言ってました。評判がよかっただけに酷使さ
れ、ある時パッカリ割れてしまいました。焼く温度のせいか、どうももろ
くて耐久性がありません。
                わたし作  個展  第2部
右はふた付き重ね小鉢。サイズを合わせるのが大変でした。
左は日本酒を注ぐ容器。うちではまったく使い道がありません。
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左の土鍋は今でも愛用中。
後ろは、小さすぎてお蔵入りのグラタン皿。
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問題の雛人形。うしろ姿でご勘弁。
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左は、煙突付き灰皿。予想に反し煙がまったく出ませんでした。
右は傑作の一つの蚊取り線香たて。蚊取り線香の大きさがわからず、
製作中に近くの薬局に見に行きました。
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老後に時間が出来たら、またやってみたい趣味でもあります。