夜泣き|かんむしに宇津救命丸400年以上の歴史を持つ医薬品メーカー

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新事実発見

ことの始まりは、うちの女性社員がグーグルマップを見ていて気づきました。
城興寺というお寺に、うちが寄贈した山門があるということを。


城興寺は栃木県の芳賀町にあり、ネット で調べると、芳賀町の観光案内
に城興寺は載ってましたが、山門については触れていませんでした。ただ、
いくつかのブログに、宇津救命丸が明治時代に山門を寄贈したと確かに
書いてあります。
工場のある高根沢町と芳賀町は十数キロなので、まったく可能性がないわ
けではありませんが、私にとっては初耳です。そんな記述も残ってないし、
先代からも諸先輩からも聞いたことがありません。もちろん、工場の人たち
に聞いても知りませんでした。だいいち、うちにはれっきとした菩提寺があ
り、他のお寺に寄贈したというのも考えにくいのです。
芳賀には、うちとまったく関係ない同じ名字の宇津氏がいました。領地を荒
廃させ、二宮金次郎に助けてもらったという、ちょっと情けない話が残って
います。その宇津氏と混同しているのか、まったくのデマかと推測していま
した。
その真偽は確かめる必要があります。
工場から12キロと近いので、カーナビを頼りに行ってみました。
国道から何の看板もない角を曲がり、狭い道をクネクネと入って行きます。
ほんとにこんなところに・・・と思ったころ、大きなお寺がありました。でも、
看板には「延生地蔵」とあります。「違うお寺かな」と思ったら、小さく城興寺
と書いてありました。
山門は大きく立派なものでした。しげしげと眺めましたが、どこにも宇津救
命丸寄贈とは書いてありません。やっぱりなにかの間違いでしょうか。
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「そんな話知りません」と言われるのを覚悟で、お寺の人に聞いてみること
にしました。若い僧侶に名刺を出してお話を聞くと、確かに宇津救命丸から
寄贈されたものとのこと。予想外の答えでびっくりです。
住職が出てこられ、詳しい話をするからと奥へ案内され、こたつにあたりな
がらお話を聞きました。確かに、明治の初めに宇津救命丸から寄贈された
もので、この辺では有名な話だそうです。境内に、安産と子育てにご利益の
ある「延生(のべ)地蔵」があり、それにあやかったのではないかとのこと。
だんだん話が説法になってきて、暖かいこたつで眠くなるのを我慢し、30分
ほどありがたいお話を伺いました。その後、住職に案内され、お堂や山門を
見せていただきました。
住職と本堂

このこのカラフルなお堂の中に、地元の人々に親しまれる、安産・子育て・
子授けの地蔵菩薩がまつられています。 

門はしっかりした造りで、昨年の地震でも瓦一枚落ちなかったそうです。
どこにも寄贈と書いてないとは、ご先祖様も奥ゆかしい。
門にかかっている書は、山岡鉄舟のものだそうで、「延生山(のぶさん)」と
書かれています。延生地蔵の由来は・・・下記ホームページをご覧下さい。
詳しくはこちら → 延生地蔵
来たときは気づきませんでしたが、門の前には広い参道がありました。
参道の入り口の国道には、「延生地蔵」の大きな看板があったのですが、
まさか同じ寺とは知りませんでした。

門の前には、ベビー用品店が。犬の日には、安産祈願の妊婦さんが関東
一円から大勢来るそうです。
工場に帰ってこの話をすると、「延生地蔵」なら知っていて、みんな子供が
できたときはお参りに行ったそうです。山門がうちの寄贈と知って驚いて
いましたが、山門前のベビー用品店は工場の人の親戚と聞いてこっちも
びっくり。
これもご先祖様の思し召し。今後はいい関係でいられたらと思います。