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初めて見た自動車工場

業界の友人たちと、富士重工の群馬工場に見学に行ってき
ました。


仲間の社長が富士重工の上層部を知っているとのことで、
普段見れない生産ラインまで見せてもらえるそうです。
われわれ製薬メーカーとは規模も設備も違いますが、物作
りの精神は学べるとのこと。
ところが、お願いしたのが遅かったので、工場の都合が悪
くラインの見学は出来ないとのことで、ビジターセンター
の見学だけということになりました。楽しみにしてたのに
残念です。
ビジターセンターは工場内にあり、展示場みたいなところ。
普通に見学できるところですが、上層部の人にセッティング
してもらっているので、いまさら中止して富岡製糸場に行
くというわけにもいきません。
当日は現地で待ち合わせ。正門の前でガードマンのチェック
がありました。なんか映画みたいです(ダッシュボード上の
トカゲは、この車のオーナーの社長の趣味)。
ビジター (2).JPG
ビジターセンターに着くと、職員の方々が並んで出迎えて
くれました。さすが上層部の方の紹介です。
でっかい建物。
ビジター (1).JPG
初めに、広い会議室で工場長から説明がありました。
富士重工の前身は戦前の中島飛行機で、ライト兄弟が初め
て空を飛んだ10年後にもう飛行機を飛ばしたというから
驚きです。戦争中は、主に戦闘機を作っていたそうです。
円高が進む中、自動車メーカーはこぞって海外に工場を建
てたのに、富士重工はアメリカ以外はすべて国内で生産し
てるのだとか。なので、現在のこの円安と、自動ブレーキ
システムの「アイサイト」、新車のレヴォーグの好調で、
急激に売上が伸びているとのことでした。
私のイメージでは、富士重工といえば軽自動車。私が16
歳で免許をとったときの車が「スバル360」でしたが、
現在軽自動車は作っていないと聞いてびっくり。逆に、
トヨタのスポーツカー「86」とカムリは富士重工で作っ
ていると聞いて2度びっくりです。時は流れてました。
するとここで朗報が。最初キャンセルとなった工場内の見
学が、工場長の計らいで何とか組立行程だけ可能になった
そうです。これは嬉しい。
その前に、センター内に展示してある車の構造やアイサイト
のシステムを教えてもらいました。
一階には富士重工の歴代の車が展示。懐かしい車や、見た
ことのない珍しい車が沢山並んでいました。
かっこいいコンセプトカー。たいてい市販されると、似て
も似つかない形になってることが多く残念です。
コンセプトカー.JPG
輸出専用のピックアップトラックだそうです。
輸出.JPG
懐かしさのあまり長居をしてしまいましたが、ドアを開け
たら次の見学の小学生がズラリ。われわれのために貸切に
してくれてたようで申し訳ないでした。
次は、いよいよ工場内の視察。工場の敷地はとてつもなく
広いので、電動のカートに乗って出発です。
電気047 (1).JPG
組立工場に着くと、入口の両側に社員がズラッとならんで
お辞儀をされました。高い席なので、まるで皇室になった
ような気分です。お客様への対応が素晴らしいとみんな感
動してました。(撮影不可なので写真なし)
この工場の凄いのは、同じラインで1台づつ違う車種を組
立てていくこと。薬などは同じものを沢山作ればコストが
下がります。以前は車も専用ラインで作っていたようです
が、それでは現在の多様化したニーズに答えられないとか。
カートに乗ったままラインを見学。
最初の行程は、塗装された車体のドアを外すことから始ま
ります。外すドアをなぜわざわざ付けてあるのか?プラモ
デルを作っている私にはわかりました。
同じ色の塗料でも、撹拌の状態とか湿度、ロットによって
微妙に色が違います。もしボディとドアを別々に塗装する
と、色が合わなくなる可能性があるので、ドアを付けて
ボディと一緒に一気に塗装をするのです。たぶん・・・
次々に違う車種が流れてくると、それぞれに合ったシャーシー
やエンジン、内装が用意されているのがスゴイ。
重いエンジンとか下回りも、パワーアシストのシステムで
理論上は女性や老人でも組み立てられるとのことでした。
ラインを進むうちにだんだん車らしくなってきて、ほんと
にプラモデルの行程と似ています。最後に、はじめに外し
たドアと同じものを取り付けて出来上がり。
古い工場ですが中はきちんと整頓され、使った器具は必ず
元に戻すようなシステムになっているようです。
組立の終わった車は、オイルとガソリンを入れ、工場内の
装置で水漏れと動力テスト(ルームランナーのようなもの)
をパスして出荷されます。
最後に部屋に戻り質疑応答がありました。さっきのドアの
質問をすると大正解。「よくわかりましたね」と驚かれま
した。みんなは、就業状態とか労働環境の質問をしてるの
に、こんなマニアックな質問をしたのは私だけ。
帰りに、遮蔽物があると止まるという、アイサイト付き
ミニカー(原理は違うそうです)をおみやげにもらいました。
私は古い人間なので、車といえばトヨタか日産でしたが、
富士重工もありですね。工場見学の効果はあったようです。
帰る途中、おみやげ屋さんでおみやげを買いました。
いま一番群馬らしいのは「かいこ」。
虫.JPG
・・・のチョコレート。かなり売れてるようです。
みんな面白がって買って帰りましたが、食べる勇気がない
と言ってました。中に緑色のクリームが入っていたらもっ
とリアル。
かいこ064.JPG