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杉林で一喜一憂

栃木の実家の周りに数百本の杉林があります。
ここら辺は風が強いので、防風林の役目をする林に囲まれ
た家はけっこうあります。それに加え、たぶん祖父が利殖を
考え沢山の杉を植樹したようです。しかし、隙間を開けずに
ぎっしり植え過ぎたので、一本一本が太くありません。
キ025.JPG
父が元気な時に伐採する話がありましたが、木材の価格がい
急落し断ち切れになってしまいました。いまの住宅は安い輸
入建材が主流で杉はあまり使わないから売れないのだとか。
だから山の杉も伐採されず花粉症が増えるのでしょう。うち
も杉林に囲まれてて、春になると花粉で車が黄色くなるほど。
杉もおとなしく立っててくれればいいのですが、腐って倒れ
るから困ります。密集してる中で倒れるならまだしも、高さが
20m位あるので道路や建物のそばの木が倒れたら大変です。
さらに林の奥は、折れた枝や竹、雑草が茂ってさながら人跡
未踏のジャングルのよう。
森016.JPG
jya 022.JPG
長年家を見守ってくれた杉たちですが、木はどんどん伸び枯
れてくるので、先々のことを考えるとなんとかしなくてはと悩
みの種でした。かといって、最近では木を切るのにもお金が
かかります。この林の杉を全部切ったらいくらかかるのか?
だから今まで手が付けられませんでした。
そんなとき遠い親戚から、ある程度のボリュームがあれば、
切った木を処分して伐採費に当ててくれる業者があると聞き
ました。もともとは家を建て替える時の材木にしたり売った
りするために植えたのでしょうが、いまは伐採費用が掛から
ないだけでも恩の字でしょう。早速紹介してもらいました。
そして6月末、いよいよ伐採作業が始まりました。
最初は半分ぐらい間引きをしてもらおうと思っていたのです
が、切ってみると腐っている木が多く、残しても風当たりが
強くなり、かえって倒れる心配があるとのこと。ここら辺の土
壌は肥えていて、逆に杉はよく育たないのだそうです。
いや、聞いてみないとわからない。
中が黒いのは腐ってます。
腐った064.JPG
しかし、私が生まれたときからあった杉林だけに、全部切る
のは決心が鈍ります。でも悩んでる時間もなく専門家の言う
ことを聞いて思い切ってバッサリやってもらうことに。
一本一本チェーンソーで切り、ワイヤーで引っ張って倒すの
で大変そう。最初1カ月と言っていたけど、どうも2カ月近く
かかりそうです。
クレーン.JPG
この車両欲しい
トラクター009.JPG
久しぶりに見に行くと4分の1ぐらい終わってました。
あんなにあった木々が倒され、景色が一変。まるで土石流
にでもあったようです。見通しがよくなりすぎて、建物のアラ
が目立ちます。
伐採005.JPG
伐採2041.JPG
様子を見に毎週のように行きましたが、次々と平地が広がっ
てきます。さすがにこれだけ何にもなくなると、やっぱり寂し
くなってきました。そのダメ押しが隣の人の「ずいぶん寂しく
なったねえ。畑から見るとまる見えだよ」のひとこと。
以前古い家を壊すとき、母がウツ気味になりましたが、家内も
そんな感じになってきました。毎日毎日杉の木の話ばかり。
まあ、正真正銘、宇津家の人間になった証しかも。
この木は切る、この木は残すとすったもんだし、結局後ろの方
は間引くだけにしてもらいました。そして9月の上旬、やっと
作業が終了しました。
ついでに、毎年苦戦してる竹林も有料で殲滅してもいました。
タケノコが取れなくなるのがちょっと残念ですが、どうせ買っ
た方がおいしいし・・・それより竹塀を作る材料が無くなるの
が痛いかな。結局全部で2か月半かかり、作業も大変だった
ようです。
before
うっそうとしたお宮さんも・・・
三宮045.JPG
after 
景色が全然変わりました。
あ001.JPG
before
暗い林の中も・・・
暗い042.JPG
after
中を歩けるようになってちょっとした林間の散歩コースが
できました。軽井沢みたい?
 散歩道012.JPG
でも日当たりがよくなったので、これからは雑草が心配です。
それに、残された杉の枝や倒れた竹の処分も大変。
新たな悩みが出来ました。
竹の山
杉001.JPG
杉の枝の山
杉枝013.JPG
近所では、何かを建てるのではという噂が出てるとか。ふつ
うに考えるとソーラーパネルというところでしょうが、いま
さらやっても採算が合うのは10年後とか。
切り過ぎた所は何か木を植えようかな。もちろん杉以外の。
追記
家内がブログの原稿を見て、杉への愛情が足りないと激怒。
書き直しました。いままで杉のすの字も言わなかったのに
杉の精が乗り移ったか。これからスギちゃんと呼ぼうっと。