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半世紀前のバス事情

雪の日に久しぶりにバスに乗ったので、バスにまつわる思い
出話を。
トロリーバス
私が幼稚園に入るか入らないかの頃、都内にはトロリーバス
というのが走っていました。電気で走るバスで、天井にある
長いポールで架線から電気を取るのです(黒部ダムのトンネル
を走ってるのと同じ)。でも都電と違い車線変更をするので、
時々ポールが架線から外れます。すると車掌さんが降りて
ポールの紐を引っ張り、架線に戻していました。
TMBT_Trolley_bus.jpgのサムネイル画像 Wikipediaより
                  
いつもバスに乗るときは、前が見たくて母と運転席のそばに
立っていました。あるときそのトロリーバスの運転手さんが
「抱っこして運転させてあげる」ととんでもないことを。
その頃はまだ内気だったので、恥ずかしくて結局座りません
でしたが、今だったらツイッターで大問題になったことでしょう。
60年も前のことですが嘘のような本当のはなしです。
スタイル
むかしのバスは、ボンネットにエンジンがあり、前の窓は上
に少し開くというクラッシックカーのようでした。
その後エンジンを無理やり車体に押し込んだので、運転席の
隣に大きなドームが出現。エンジンの音と、点検の蓋のガタ
ガタいう振動音がうるさかったのを覚えています。いまでは
リアエンジンが当たり前でスタイルも洗練。停留所に止まる
と、乗り降りしやすいように車体が下がるなんて、まるで象
かラクダです。
満員バス
むかしは家のそばに鉄道も地下鉄もなく、唯一の交通手段は
バスでした。本数も少なく車体も小さかったので、朝のラッシュ
は大変。満員で車掌さんが制止しても次から次に乗ってきて
扉は閉まらず、東南アジアで見かけるように、お客さんがドア
にぶら下がって走るのが日常でした(さすがに屋根の上には乗り
ませんが)。小学校のときはバス通学だったので毎日が地獄。
車内で逆立ち
小学校の帰りは車内も空いていたので、いつも一番後ろの席
に座りました。その席はちょっと高く座ると足が届きません。
あるとき何かを落として拾おうとしたら、さあ大変。ランド
セルが重くて起き上がれなくなりました。他のお客さんがい
なくて助けてとも言えず、しばらく観客のいない逆立ちの
パフォーマンス。やっと気づいた車掌さん(か運転手さん)に
助けられました。
道間違い
うちの近くのバス停にはいくつかの路線バスが通ってます。
ある会社のバスは、山手通りを超えて右折する新宿行と、
山手通りを左折する池袋行きがあります。
私が社会人になりたてのころ、池袋行きに乗ったはずのバス
が、山手通りを曲がらずに直進。一瞬「バスを間違った!?」
と思ったら、運転手さんが「すいません! 間違いました」と
アナウンス。その先の狭い路地を左折し山手通りに出ました
が近所の人はビックリしたことでしょう。今なら大騒ぎです。