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親心と教育

先日、高校生の孫が祖父を殺めるという悲惨
な事件がありました。
動機の一つは、祖父から「もっと勉強しろ」と
言われることが負担だったからだとか。


親が子供に勉強を強要するのには、二つの理
由があると思います(この場合は祖父ですが)。
一つは、子供が勉強嫌いで、親が言わないと
全然勉強しない場合。
子供にある程度の知識を持たせ、社会に出て
も困らないようにさせたいと思うのは親として
当然です。
もう一つは、勉強ができるのに親がそれ以上
を望むこと。
いい成績を取らせて少しでもいい学校に入れ、
医者や弁護士にさせたり、いい所に就職させ
たいという気持ちもわかります。
どちらも子供の将来を考える親心には変りあ
りません。
この高校生は学校の成績はよかったようです
から後者で、祖父に孫をいい学校に行かせた
いという願いがあったのでしょう。
そういう私も勉強嫌いで、嫌々父から勉強を
教えてもらっていました。
おかげでとりあえず薬剤師にはなれ、少しは
仕事の役にたっています。
結婚して子供ができると、今度は家内が3人
の子供に熱心に勉強を教えており、歴史は
繰り返されるのだと思いました。
いつの時代も子を思う親心は変りません。
一方、最近ではバラエティーのクイズ番組に
無知なタレントがレギュラー出演し、小学生
でもわかる簡単な問題にとんでもない答えを
して笑いをとり、人気になっています。。
「もう少し学校で勉強しとけよ」と言いたくなり
ますが、しかし彼らはそれを売り物にして売れ
ている訳ですから、何が功をそうするのかわ
かりません。
サンケイ新聞の「朝の歌」に、読者投稿の次
のような詩が載っていました。
昔からない袖は振れぬという諺があるが
ない袖を無理やり子供に振らせようと
血眼になっている母親がいる
ない袖を振り続けるストレスで
いつか子供は大爆発をする
無理をしなさんなお母さん
子供は別の袖をちゃんと持っている
色鮮やかな袖をちゃんと持っている
サンケイ新聞 8月23日「朝の歌」より