2024年 冬季休業のご案内
2024年12月02日
400年続く「夜泣き」「かんむし(子どものストレスによるギャン泣きやイライラ)」など子育てのお悩み解決のお薬「宇津救命丸」
奥書院とは名前の通り、以前は書院があり、その奥に建てられたの
で奥書院と呼ばれています。
敷地内の北東に位置する二階建ての書院造りの建物で、明治24年に
建てられました。
言い伝えによると、明治時代に高根沢近辺で陸軍の大演習があり、
その師団長が皇族の方の為、お泊りになる館を建てるようにと宇津
家に依頼されたという話です。むかしの豪農は、結婚式のために家
を一軒建てたという話があるぐらいですから、絵空事の話ではない
と思います。そのお礼に頂いたと伝わる「菊の御紋の盃」が、宇津
史料館に展示してあります。
一階の屋根は銅葺きなのに、なぜか二階の屋根はトタンでした。
これは、お泊りになる日にちが迫っていて、銅葺きが間に合わなかっ
たという話があります。
室内には12畳の部屋が二間ありますが、むかしの高貴な方の座敷の
ように、床から20センチほど高くなっているのが特徴です。
凝った彫り物の欄間
すべての廊下には、雨戸を閉めても灯りが入るように灯り取り
があります。
室内から見た庭。
二階は8畳二間で日本庭園が一望でき、とくに秋の紅葉がきれい
です。
障子の取っ手が床から50センチ位の所にあり、座って開けるように
していたようです
外に風呂場があり、ヒノキの風呂桶でしたが、現在は老朽化のため
使っていません。
以前はガラス戸も網戸も無く、雨戸と障子だけだったので、冬は寒
くて夏は暑く、部屋の中に虫が入り込み、久しぶりに雨戸を開ける
と床一面に虫の死骸で掃除するのが大変でした。
20年ほど前にサッシとエアコンを入れてリフォームし、いまは来客
用の迎賓館として使っています。
2011年の東北大震災では建物全体が傾き、室内の土壁が全部落ちま
したが、建物自体の損傷はありませんでした。
その後修復したとき、二階の屋根もふき替えました
毎年実施している栃木県の「子ども大学」の勉強会は、ここで行っ
ています。
先日行った一万灯祭では、ここで漢方茶の試飲会を行いましたが、
2000年の一万灯祭ではお茶の先生を招いて本格的なお茶会を開き、
来訪された福田栃木県知事にも参加して頂きました。
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