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子供のあせもの原因とは?予防法や対処法を紹介

2023年09月20日

2023/06/05

気温が高くなり、蒸し暑くなってくるとお子さんのあせも(汗疹)の悩みを抱えるお母様も少なくありません。特に小さいお子さんはあせもができると痒くなるので、自分でかきむしってしまいなかなか治らないことも。

あせもができる原因や症状などを把握して、適切な対策をとって早く治してあげましょう。あせもについて詳しく解説していきます。

あせもって何? なんで出来ちゃうんだろう・・・

〇あせも(汗疹)とは?

あせもは汗疹(かんしん)ともいわれる症状で、大量に汗をかいてしまうことで汗を出す管が一時的に詰まって正常に汗が排出できず、皮膚の中に溜まってしまう状態をいいます。
あせもができやすい状況は、汗が大量に出る高温多湿の季節、スポーツや運動をしているとき、熱があるときなどです。また、一時的に包帯やギプスを装着したり湿布を貼ったりして通気性が悪くなった場合もあせもができるときがあります。

〇あせも(汗疹)の原因とは?

汗は、体温調節や老廃物の排泄などの役割があり汗腺で作られ汗管を通って肌に排出されます。

あせもができる原因は、汗を大量にかいてそのままにしたときに、汗の中の塩分や皮膚の汚れなどが汗管中で詰まってしまい、汗が排出できなくなり、周囲の皮膚が刺激されて赤く小さな発疹や水ぶくれができるためです。

この赤い発疹はかゆみを伴うものもあり、できてしまうと痒くてかいてしまい悪化することもあります。あせもは子供によく見られる症状ですが、最近の気温の上昇で大人でもよく発症します。

乳幼児や小さい子供にあせもができやすい理由は、体の大きさはまだ小さいのに大人と同程度の汗腺があるので、体の表面積に対して大人よりも汗腺が密集し、大量の汗をかきやすいためです。

〇あせも(汗疹)の症状は?

あせもが汗管のどのくらいの深さに詰まっているかであせもの種類や症状が異なります。詳しく説明します。

・水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)

水晶様汗疹は、皮膚のごく浅い角層で汗管がつまってポツポツと透明な水ぶくれができる状態をいいます。

水ぶくれは直径数ミリ程の小さなもので、多くの場合はかゆみや炎症は伴いません。水晶様汗疹は、数日経つと水ぶくれが乾燥してきて自然に目立たなくなっていきます。

赤ちゃんの顔にできやすいタイプのあせもですが、大人でも発熱して大量に汗をかいた後に発生する場合があります。

・紅色汗疹(こうしょくかんしん)

表皮部分で汗管のつまりが起こった場合を、紅色汗疹といいます。一般的なあせもは、この紅色汗疹を指していることが多く、痒み、ヒリヒリした痛みを伴う赤いぶつぶつが特徴。

これは、表皮部分の汗管が破裂してしまい、炎症が起きることでかゆみや赤みを引き起こすためです。かゆさが我慢できずにかきむしってしまうと、あせもの範囲が広がったり、細菌が感染して「とびひ」となってしまいます。

高温多湿の環境で汗をたくさんかいたときに起こりやすいもので、乳幼児、肥満の人、また汗かきの人によく現れる症状です。

・深在性汗疹(しんざいせいかんしん)

深在性汗疹は、紅色汗疹よりもさらに深い部分の真皮内で汗管がつまったときに起こります。紅色汗疹が繰り返し発生すると、なだらかな盛り上がりができて発疹が敷石状になって発生します。これが、深在性汗疹です。

熱帯地方でよく見られる症状で赤みやかゆみはほとんどありませんが、汗を排出できなくなっている状態なので、気温の高い環境に居続けると汗によって熱を体外に排出できず熱中症を引きおこす場合があります。

〇あせも(汗疹)になりやすい部位とその対策方法

体の中であせもができやすい部位は、顔・首・背中・腕・足・太もも・おしり・お腹などです。

基本的に、どの部位にあせもができてもなるべくいつも肌を清潔に保つようにしましょう。外出先でもタオルや汗拭きシートなどを使ってこまめに汗を拭き取ってください。また、しっかり乾かすことも大切です。

衣類が肌に触れるところにあせもができた場合は、通気性や吸湿性に優れた肌にやさしい服を選びましょう。痒みがあっても強くこすったりかいたりしないようにしてください。

〇あせも(汗疹)の対処法・予防法【年齢別】

年齢別にあせもの対処法や予防法を紹介します。

【0歳~5歳】乳幼児

0歳〜5歳の乳幼児の場合、あせもができて痒くても我慢することができません。周囲の人がなるべく肌を清潔に保ってあげられるよう心がけてください。

・対処法

汗をかいたら、濡れたガーゼやタオルでこまめに汗を拭いてあげましょう。とくに、柔らかく皮膚がくっつきやすい赤ちゃんの首や脇、ひじの内側、ひざの裏側などに汗が溜まり蒸れやすくなります。着替えやおむつ替えもこまめに行ってください。衣類は柔らかい素材で通気性のいいものを選んであげましょう。

・予防法

小さい子供は特に汗をかきやすいので、室内の温度や湿度を適度に保ってあげてください。夏は26〜28度、冬は20〜22度くらいがちょうどいいでしょう。また、夏場はシャワーや水遊びの回数を増やしてあげるのもおすすめです。

【6歳~17歳】子ども

小学校〜高校生くらいの子供も、高温多湿の環境でも外で遊んだりスポーツをしたりすることが多く、あせもができやすいので注意が必要です。

・対処法

学校に行くときには、汗を拭くタオルや着替えを持たせてあげましょう。帰ってきたらシャワーをすぐに浴びて肌を清潔にします。できてしまったあせもで痒みがある場合は、市販の薬をつけてもよいでしょう。

・予防法

室内にいるときには、温度と湿度管理をしてあげましょう。また、吸収性の高い下着や通気性のよい衣類を揃えておくのもおすすめです。

【18歳以上】大人

大人でもあせもができる人はいます。適切な対処法や予防法を知っておいて、悪化させないようにしましょう。

・対処法

あせもができてしまった部位は、かかないようにして清潔を保ちましょう。タオルや汗拭きシートを持参して外出先でも汗をかいたままにしないようにしてください。

可能であれば、こまめにシャワーや入浴をして雑菌が繁殖しないようにします。洗うときにはこすらずにやさしく、そしてタオルを押し付けるようにして水分を拭き取りましょう。

痒みがどうしても我慢できない場合は、患部を冷やしたり市販の薬を塗るとよいでしょう。

・予防法

汗をかきっぱなしにしないことが大切です。皮膚を清潔に保てるよう、こまめに汗を拭き取りましょう。 また、吸湿性と速乾性のある風通しの良い素材の服を選びましょう。

乳幼児期や子どもだけではなく大人もできるあせも。どんな年代でも共通していえる予防法は、汗をこまめにやさしく拭くことです。また薬用ローションを使い、肌を整えることも効果的です。

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〇まとめ

あせもは、大量に汗をかいたときに汗管が詰まり、汗が排出できなくなってしまう状態をいいます。汗管の詰まり具合によって、水ぶくれのようなものから赤いブツブツ、盛り上がった発疹が敷石状になる状態まで症状はさまざまです。