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2024年12月02日
400年続く「夜泣き」「かんむし(子どものストレスによるギャン泣きやイライラ)」など子育てのお悩み解決のお薬「宇津救命丸」
夜泣きに効くお薬は、宇津救命丸のような小児五疳薬と、漢方薬の抑肝散があります。
宇津救命丸と抑肝散とは薬理作用や成分が全く違いますが、抑肝散の成分がすべて植物性生薬なのに対し、宇津救命丸は8種類の生薬成分のうち、半分の4種類が動物性生薬です。動物性生薬は、主に体力を増強したり精神を落ち着かせたりする作用があります。
生薬を扱うメーカーによっては、すでに粉末にされた生薬を購入するケースがありますが、当社では採れたままの姿で購入し、検査や洗浄などをして自社で粉末にして使用しています。
宇津救命丸の成分、ジャコウ・ゴオウ・レイヨウカク・ギュウタンといった動物性生薬、ニンジン・オウレン・カンゾウ・チョウジといった植物性生薬について、順次詳しく解説して行きたいと思います。
牛黄は、牛の胆のうや胆管にまれに出来る胆のう結石です。飼育されている日本やアメリカの牛には出来ず、主に南米やオーストラリアなどで自然に放牧されている牛にまれに見つかります。その率は約千頭に一頭の割合といわれ、希少性と需要の増大が相まって、現在では金(Gold)よりも高価になっています。
性状は、不規則な球形か丸みのある三角形で、色は茶褐色、匂いは微かにあり、口に含むと甘みのある僅かな苦みがあります。その作用は、鎮静・鎮痙・抗炎症・利胆・解熱・血圧降下・強心作用など多岐にわたります。
牛黄を使用しているお薬で代表的なのが心臓薬の救心・六神丸です。牛黄単体や牛黄と人参の製剤もありますが、ほとんどが高価な商品です。ほかに、ドリンク剤のユンケルの一部商品にも含まれています。
牛黄は、中国では1世紀ごろに書かれた薬の書物に載っており、日本に伝わったのは1300年前頃で、その入手経路を考えると、現在よりもずっと貴重だったと推察されます。
宇津救命丸が最初に創られたのが1600年頃で、成分のほとんどがアジアからの貴重な輸入品でした(現在もそうです)。その為、江戸時代の救命丸の1粒は、米一俵の価格(現在の価値で3万から4万円)と同等だったといわれています。
牛黄が採れるのは主に南米ですが、欧米人が牛黄を使うことはなく、アジア、主に日本や中国が輸出先です。牛黄の性状は本来個体ですが、輸送などによって半分は崩れてしまいます。
牛黄はアジアに高価で売れることから、むかしは混ぜ物をしたり、水を含ませて重量を増やしたり、鉛の弾が入っていたりと粗悪品が出回りました。もちろん最近は厳しい検査があり、そんなことはありません。しかしそのなごりで球状と崩れた状態の物では価格が異なります。当然球状の方が高価ですが、当社ではなるべく球状の物を購入しています。
その貴重な牛黄が、宇津救命丸(銀粒)には60粒中9mg、宇津救命丸金粒・goldには60粒中12mg、宇津救命丸糖衣には60粒中10mg含まれており、お子様の夜泣き、かんむしなど、神経をおだやかに落ち着かせる効果を発揮します。
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