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夜泣きのおくすり「宇津救命丸」のトリビア

2022年09月01日

宇津救命丸は漢方薬?

宇津救命丸は漢方薬ですかとよく聞かれますが、結論から言うと漢方薬ではありません。
そもそも漢方とは日本独自の呼び方で、中国から伝来した薬の考え方や処方を基本に、日本の風土や体質に合わせて発展した伝統医学で、中国では中医学、薬は中薬と呼ばれます。現在日本で漢方処方として認められているのは294処方です。

一方、宇津救命丸や救心、龍角散などむかしからある家庭薬(和漢薬)は、日本独特の処方で、生薬を使う点は同じですが、漢方処方が生薬を煎じて飲むのに対し、和漢薬は熱を通さず、生薬そのものを粉末にして薬とするのが特徴です(例外はあります)。また、宇津救命丸や救心のように、滋養強壮に効果のある動物性生薬を使うのも漢方処方と異なる点です。

※最近の漢方薬は、飲みやすいように煎じたエキスを顆粒にしています。

宇津救命丸は赤ちゃんのお薬?

宇津救命丸は赤ちゃんのお薬の代名詞となっていますが、15歳未満まで服用することが出来ます。

小学校、中学校に入ると環境が変わり慣れるまでの間緊張を強いられたり、時には神経が昂ったりすることもあると思います。更に塾や習い事といった場面でもストレスを感じる機会が増えてきます。

そんなときに、宇津救命丸はゆるやかな作用で神経の高ぶりを抑え、気持ちを落ち着かせる効果が期待出来ます。

宇津救命丸はなぜ苦い?

宇津救命丸の独特な苦みのもとは、成分の一つである生薬のオウレン(黄連)で、古くから苦味健胃薬として使われています。同類の小児薬の中でもオウレンを含むものは少なく、それが宇津救命丸の特徴でもあるのですが、胃腸を丈夫にし、身体全体の健康を整える、いわゆる腸脳相関という考え方です。

ちなみに腸脳相関とは、人が生きるうえで重要な器官である脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼしあっていることを示す言葉です。

胃腸を整えることの大切さについてはこちらもご覧ください。

腸内フローラは3才までで決まる?こどものおなかを整えて腸内の平和を取り戻そう!

宇津救命丸は、なぜ飲みやすく出来ないの?

「飲ませにくい」「飲みやすくして欲しい」というご意見もよく頂きます。

「シロップにして」とのご要望が多いですが、宇津救命丸のすべての成分が生薬で苦いものが多く、その苦味を消すには多量の糖分が必要になります。また、生薬成分をシロップ状にするには技術上大変困難です。今後はゼリータイプなどの剤型も考えられますが、剤型を規定した法律があるので今後の課題です。

宇津救命丸は、丸い小さな丸剤で服用量も少なく(8歳以上から少し多くなりますが)、添加剤や安定剤を含まないのが特長です。400年以上前に考えられた剤型ですが、現時点ではこの剤形がベストだと思われます。

沢山効能があるのは、結局効果が弱いのでは?

宇津救命丸の効能には、かんむし、夜泣き、下痢、胃腸虚弱などの9つの効能があり、一見するとバラバラの効能があるように思われます。

宇津救命丸には8種類の生薬が含まれ、それぞれに神経安定作用、健胃整腸作用、強壮作用などがあって各症状に働きます。さらに、全部の成分の総合作用によって身体を丈夫にし、症状を改善するのです(漢方の考え方).。

飲んでも大丈夫? 銀箔・金箔の秘密

宇津救命丸が銀色や金色に光っているのは、周りを純銀や純金の薄く伸ばした箔でコーティングしてあるからです。

それによって、防湿、防カビ、匂いが逃げない、苦みを防ぐ、などの効果があり、防腐剤や安定剤などの添加剤が不要なのです。

また、銀箔、金箔は食品にもあるように体内で吸収されず、全部排出されてしまいます。これも、400年前から伝わる人間の知恵です。

今回は、宇津救命丸についてのトリビアをご紹介させて頂きました。

宇津救命丸について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

「夜泣き」について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。