YONAKI · スポーク④ かんむしと夜泣き

「かんむし」と「夜泣き」の
つながり
— 子の気持ちの波を、家のなかで一緒に過ごす方法

夜中、お子さまが何度も泣いて起きる。理由を聞いてもわからない。抱っこしても、おっぱいをあげても、なかなか落ち着いてくれない。そんなとき、おばあちゃん世代から「それは、かんのむしね」と言われた経験はありませんか。「かんのむし」は、見えないお子さまの気持ちを、家のなかで見える形にするための、明るい知恵です。

かんのむし君メソッド 7色のいろ — 水彩イラスト
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宇津 善博
監修 宇津 善博 代表取締役会長・宇津救命丸 一八代目・薬剤師
発行:2026年5月12日 / 最終更新:2026年5月12日
※本記事の医薬品の効能効果は、各製品の添付文書に記載のとおりです。本文中の説明は、医薬品の効能効果を保証するものではありません。

このページでは、「かんむし」と「夜泣き」のつながりを、現代の知見と「かんのむし君メソッド」という宇津救命丸独自の視点から、お母さん・お父さんに届くようにお話しします。

※「かんのむし君メソッド」は宇津救命丸が独自に整理したお子さまの気持ちの見立てのフレームです。医薬品の効能効果や医学的診断ではありません。

「かんのむし」って、結局なに?

「うちの子、よくかんむしを起こす」「夜泣きはかんのむしのせい」——こんな会話、いまも子育ての場面でよく聞きます。

でも改めて聞かれると、「かんのむし」とは何なのか、はっきり答えられない方が多いのではないでしょうか。

昔の言葉が、今もわたしたちの暮らしに残るわけ

「かんのむし」という言葉は、江戸時代より前から日本で使われてきました。当時、子どもが理由もなくぐずる、夜泣く、かんしゃくを起こす、こうした状態を、人々は「身体のなかにいる小さな虫が原因」と考えていました。

科学が進んだ今、もちろん「虫」がいるわけではないことはわかっています。けれど、「かんのむし」という言葉だけは、なぜか今も残っています。

なぜでしょうか。

それは、「言葉にできない子の気持ちの揺れ」を、家のなかで扱える形にするために、この言葉が便利だったからだと、わたしたちは考えています。

家のなかで言葉になる、ということ

「うちの子、また泣いてるけど、どうしてかわからない」——そんなとき、「ああ、かんむしね」と言葉にできることで、お母さん・お父さんは少しほっとできます。お子さま自身も、説明できない気持ちを「かんのむし」という名前で受け止めてもらえると、安心するものです。

「かんのむし」は、見えないお子さまの気持ちを、家のなかで見える形にするための、明るい知恵だったのです。

「かんむし」は病気じゃない、子の気持ちの揺れの呼び名

「かんのむし」は、医学的な病名ではありません。

夜泣き・ぐずり・かんしゃく・ギャン泣き・寝ぐずりなど、お子さまの気持ちが揺れて出てくるサインの総称、それが「かんのむし」と呼ばれてきたものです。

病気ではありません。お子さまの発達の途中で、ごく自然に出てくるものです。

夜泣きと「かんのむし」のつながり

夜泣きが続いているとき、お子さまの体のなかで何が起きているのでしょうか。

夜泣きの裏側で起きていること

夜泣きの正確な原因は、実はまだ完全にはわかっていません。睡眠のリズムが未熟なこと、昼間の経験が夢にあらわれて興奮していること、いろいろな仮説があります。

ただ、いずれの説でも共通しているのは「お子さまの神経の働きが、まだ大人のように安定していない」ということです。

大人とは違う、子どもの神経の発達途上

大人になると、気持ちや体は比較的安定して動きます。でも、生まれてからしばらくのお子さまは、その「安定させるしくみ」が育っている途中。だから、外の刺激や昼間の興奮で、夜に揺れがあらわれやすいのです。

「かんのむし」は、お子さまの神経が育つ途中で出てくる、揺れのサインと捉えるとわかりやすいかもしれません。

夜泣きは、その揺れが「夜」に出る形のひとつ。ギャン泣きや興奮泣き、寝ぐずりも、同じ揺れの違う出方です。

子の気持ちは7つのいろで見えてくる — かんのむし君メソッド

宇津救命丸は、400年お子さまの夜泣き・かんむしに寄り添ってきました。そのなかで気づいたのは、「お子さまの気持ちの状態」は、いくつかの段階で見るとわかりやすい、ということです。

これを「かんのむし君メソッド」として、7つのいろで表しました。

※「かんのむし君メソッド」は宇津救命丸が独自に整理したお子さまの気持ちの見立てのフレームです。医薬品の効能効果や医学的診断ではありません。

真ん中の「青(凪)」が、いちばん落ち着いている状態

7つの真ん中、そこにあるのが「青(凪)」です。

凪(なぎ)とは、海や湖の水面がなめらかで、波が立っていない状態のこと。お子さまでいえば、機嫌よく、笑ったり、集中して遊んだりしている、いちばん落ち着いている時間です。

この「青(凪)」の時間が長くなることが、子育てのひとつのゴールです。

「赤」と「紫」は興奮、「灰」と「黒」は沈み

「青(凪)」から外れていくと、上下に7つのいろが広がります。

興奮のほうへ揺れると、「紫」→「赤」と進みます。「紫」は少しソワソワしている状態。「赤」になると、かんしゃく、ギャン泣き、興奮泣きなど、外に強く出る揺れになります。

沈みのほうへ揺れると、「灰」→「黒」と進みます。「灰」は元気がない、ぼーっとしている状態。「黒」になると、夜泣きで眠れない、食欲がない、ぐったりしている、といった内に向かう揺れになります。

良い・悪いではなく、ただのサイン

「赤」も「黒」も、お子さまが揺れているというサインです。良い・悪いではなく、ただのサインです。

あなたのお子さまは、今どのいろの傾向にありますか?

ここで一度、立ち止まってみてください。

この記事を読んでいる今、お子さまはどのいろにいそうですか?

夜泣きが続いているなら、おそらく「黒」、または「赤」と「黒」を行ったり来たりしている傾向にあるかもしれません。

大丈夫です。それは、お子さまの神経が、まだ揺れやすい時期だというだけです。少しずつ「青(凪)」に戻る時間が増えていきます。

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今夜できる「観る・調える」シンプル3ステップ

「じゃあ、わたしは何をすればいいの?」

そう思われたら、まず今夜できる、シンプルな3つのステップをお伝えします。

1

まず観る(5秒の余裕)

お子さまが泣いているとき、すぐに抱き上げる前に、ほんの5秒、観てください。

明らかな不快がない場合は、「あ、これはかんのむしが出てるんだな」と、心のなかで言葉にしてみてください。

このひと言で、お母さん・お父さん自身が少し落ち着きます。お子さまにかける言葉も変わります。

※体調の変化(発熱・嘔吐・下痢・ぐったりなど)があるときは、自己判断せず医療機関にご相談ください。
2

触れる(手当)

「手当て」という言葉は、もともと「手を当てる」が語源です。

お子さまの背中に、ゆっくりと手のひらを当ててください。すこし温めるような気持ちで、ゆっくり、ゆっくり。

「大丈夫だよ」「ここにいるよ」と、声に出してもいいし、出さなくてもいい。

ただ、手の温かさが伝わるだけで、お子さまが落ち着いてくることがあります。

3

環境を調える(養生)

お子さまの寝る場所のまわりを、もう一度見てください。

明るさ・温度・音、この3つを「ちょうどよく」調えてあげるだけで、夜泣きが楽になることがよくあります。

1597年から続く「施薬」の心 — 宇津救命丸というお守り

それでも、夜泣きやかんむしが続くとき。

お母さん・お父さんが、心も体もくたびれてしまうとき。

そういうとき、お守りのひとつとして、宇津救命丸というお薬があります。

薬は最後の選択肢ではなく、お守りの選択肢

宇津救命丸は、慶長2年(1597年)、栃木の地で生まれました。今で言えば400年以上前、徳川家康が江戸幕府を開くより前の話です。

当時、子どもを亡くす親はとても多くいました。宇津家の祖先は、なんとかして親の悲しみを減らしたい、その一心でこの薬をつくり、人々に分け与えました。これを「施薬(せやく)」と呼びます。

施薬の心

施薬の心は、薬を売ることではなく、親子の安心をつくることでした。宇津救命丸は、この心を400年受け継いできました。「最後の選択肢」ではなく、「困ったときに頼れるお守り」として、ご家庭の薬箱に置いていただきたいお薬です。

小児の夜なき・かんむしのお薬

宇津救命丸は、小児の神経質・夜なき・かんむしなどに用いる生薬製剤の医薬品です。

詳しい効能効果は、添付文書に記載のとおりです。生後3ヶ月の赤ちゃんから服用していただけます。

商品は、銀粒(飲みやすい小粒)、糖衣(甘くてさらに飲みやすい)、回春仙(大人にも)の3種類があります。お子さまの好みやステージに合わせてお選びください。

宇津救命丸
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※医薬品の使用にあたっては、添付文書をよく読み、用法・用量を守って正しくお使いください。
※気になる症状が続く場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。

あなた自身も、揺れていい

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

最後にひとつだけ、お伝えさせてください。

お母さん(お父さん)の気持ちは、子に伝わる

「かんのむし」は、実はお子さまだけのものではありません。

子育てのなか、お母さん・お父さんも、毎日のように気持ちが揺れます。眠れない夜、思い通りにならない子育て、自分の時間がない焦り、家族や仕事との両立。

そういう揺れは、ことばを介さずにお子さまに伝わります。「お母さんが落ち着いていないとき、子も落ち着かない」というのは、わたしたちが何百年も見てきた光景です。

ひとりで抱え込まないでください

だから、お子さまのかんむしを落ち着かせる前に、まずあなた自身を労ってあげてください。

それは、お子さまのためにも、いちばん大事なことです。

親子の安心という根本哲学

宇津救命丸は、「子どもの薬」ですが、つくっている根本の哲学は「親子の安心」です。お子さまのお守りであると同時に、お母さん・お父さんのお守りでもある会社でありたいと、わたしたちは思っています。

夜泣きの夜、ひとりじゃないと感じていただけたら、それだけで、わたしたちはうれしいです。

よくある質問

「かんのむし」は本当にあるんですか?

いいえ、虫がいるわけではありません。「かんのむし」は、お子さまの気持ちや神経の揺れを表す、昔からの呼び名です。病気ではなく、発達の途中で自然に出てくるサインです。

「かんむし」と「夜泣き」は同じものですか?

同じではなく、夜泣きは「かんのむし」が夜に出る形のひとつ、と考えるとわかりやすいです。ほかに、ぐずり、ギャン泣き、興奮泣き、寝ぐずりなども「かんのむし」の出方として知られています。

うちの子のかんむし、いつまで続きますか?

お子さまの神経が育つにつれて、徐々に落ち着きます。多くは1歳半〜3歳までに目立たなくなりますが、個人差があります。大事なのは、長引いても「あなたの育て方のせい」ではないということです。

かんのむし君メソッドって、どこで詳しく学べますか?

このページの「7つのいろ」がメソッドの中心です。LINEに友だち追加していただくと、「夜泣き」「癇癪」「大人の疳の虫」の3つの無料レッスンも受け取れます。

宇津救命丸は何歳から飲ませられますか?

生後3ヶ月から服用していただけます。粒は直径2ミリ前後の小さなサイズで、お子さまでも飲みやすい工夫がされています。詳しくは添付文書をご参照ください。

副作用はありますか?

詳しくは添付文書をご参照ください。お子さまに体質的に合わない場合もあります。違和感があれば服用をやめ、医師・薬剤師にご相談ください。

樋屋奇応丸との違いは?

どちらも400年以上の歴史を持つ小児用生薬製剤で、承認効能効果はほぼ同じ範囲です。組成にやや違いがあります。詳しくは「夜泣きの薬・漢方 完全比較」のページもご参照ください。

※「かんのむし君メソッド」は宇津救命丸が独自に整理したお子さまの気持ちの見立てのフレームです。医薬品の効能効果や医学的診断ではありません。

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夜の不安、ひとりで抱え込まないで

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