夜驚症(やきょうしょう)とは? 原因・5つの対処法・受診の目安・夜泣きとの違いを解説

2023年12月11日
夜驚症のイメージ画像

【薬剤師監修記事】
監修:宇津 善博(薬剤師/宇津救命丸株式会社 代表取締役会長・宇津家 一八代目)
執筆:宇津 善行(宇津救命丸株式会社 代表取締役)
最終更新日:2026年6月19日

毎晩のように突然激しく泣き叫んだり、暴れたりする我が子を見るのは、親御さんにとっても本当につらいものですよね。 「どこか体がおかしいの?」「私の育て方のせい?」と、暗い部屋でひとり不安に押しつぶされそうになっているかもしれません。

夜驚症は、子どもの脳が発達する過程で起こる一時的な症状であることがほとんどです。まずは焦らず見守ることが大切ですが、「毎晩のことで親も体力が限界…」「少しでも症状を穏やかにしてあげたい」というときは、ひとりで抱え込まずにお薬の力を借りるのも一つの手です。

400年以上、子どもの「夜泣き」や「かんのむし(神経の高ぶり)」に向き合ってきた宇津救命丸が、夜驚症の原因と、家庭で今すぐできる対処法を優しく解説します。

夜驚症(やきょうしょう)とは?

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夜驚症とは、睡眠中に突然叫び声をあげて起き上がり、パニック状態になる症状のことです。 主に2歳から8歳頃の子どもに見られ、5歳前後の発症がもっとも多く、発症率はおよそ2〜8%とされています。以下のような特徴があります。

  • 突然激しく泣き叫ぶ、怯える
  • 目を見開いているが、周囲の状況がわかっていない(親の顔を認識できない)
  • 声をかけても、なだめようとしても耳に入らない(パニック状態)
  • 呼吸や動悸が速くなったり、ひどく汗をかいたりすることもある
  • 数分から10分程度で、何事もなかったかのように再び眠りにつく
  • 一晩に1回のお子さんもいれば、複数回くり返すお子さんもいて個人差がある
  • 翌朝になると、本人はその出来事を全く覚えていない

初めて目にする親御さんは「何事か」とパニックになってしまいがちですが、本人は夢の中で怖がっているわけではなく、脳の睡眠スイッチの切り替えがスムーズにいっていない状態(部分覚醒)にあります。

「怖い夢を見たのでは?」と心配されがちですが、夜驚症が起こるのは寝入りから1〜3時間後のノンレム睡眠(夢を見にくい深い眠り)のタイミングです。そのため、夜驚症と夢は直接の関係が薄いと考えられています。

「夜驚症」と「夜泣き」の違い

「夜泣き」と「夜驚症」は、混同されやすいですが性質が異なります。

特徴夜驚症夜泣き
主な年齢3歳〜10歳頃生後3ヶ月〜2歳頃
時間帯寝入ってから1〜3時間の深い睡眠時浅い睡眠のタイミング(一晩に何度も)
親のあやし効果がない(パニックが続く)抱っこや授乳、あやしで落ち着く
本人の記憶翌朝、全く覚えていない覚えていないことが多い

夜驚症はお子様の脳(自律神経)の発達途中に起こる「一時的な興奮状態」です。成長とともに自律神経が整うことで、自然と症状は治まっていきます。

夜驚症が起こりやすい主な原因・きっかけ

夜驚症は「これさえなければ起こらない」という決まった原因がある症状ではありませんが、以下のようなきっかけが重なると起こりやすくなるとされています。

  • 過度な疲労や体調不良(旅行・運動会など普段より刺激の多かった日)
  • 精神的な緊張・ストレス(入園・進級・引っ越し・お友達とのトラブルなど)
  • 睡眠リズムの乱れ(寝不足・夜更かし・就寝時間の不規則)
  • 日中の強い刺激(怖い体験だけでなく、わくわくするような楽しい体験も含む)
  • 新しく薬を飲み始めたタイミング、慣れない環境で寝た夜
  • 発熱しているとき、または体質的・遺伝的な素因

これらが「直接の原因」というよりは、自律神経のバランスが乱れる引き金になりやすい、と理解しておくと対処の見通しが立てやすくなります。

こんなときは専門医への相談を:受診の目安

夜驚症の多くは健康に心配のない一時的な症状ですが、以下のような場合は念のため小児科や小児神経の専門医に相談することをおすすめします。

  • 一晩に何度もくり返し起こる
  • 昼間にも同じようなパニック症状が見られる
  • 高熱を伴う・けいれんを起こすなど他の症状を併発している
  • 10歳を過ぎても症状が頻繁に続く
  • 日中の情緒不安定や生活への支障が目立つ

「ちょっと様子が違うかも」と感じたら、ためらわず専門家の力を借りて構いません。早めの相談は安心材料になります。

自宅でできる「夜驚症」の5つの対処法

夜驚症が起こったとき、そして日頃からの予防策として、以下のポイントを心がけてみましょう。

対処法①:無理に起こさず、怪我をしないよう見守る

パニック状態のときに大声で呼びかけたり、激しく揺り動かして起こそうとすると、かえって興奮を長引かせることがあります。 数分〜十数分で自然と眠りにつくため、ベッドから落ちたり家具にぶつかったりしないよう、周囲の安全を確保したうえで、焦らず静かに見守るのが一番の対処法です。

対処法②:生活リズムを整え、疲れやストレスを溜めない

夜驚症の引き金となるのは、「日中の過度な疲れ」や「精神的な緊張・ストレス」です。 お出かけやイベントで刺激が多かった日は、夜驚症が起こりやすくなります。できるだけ毎日同じ時間に寝起きし、十分な睡眠時間を確保できるよう調整してあげましょう。

対処法③:就寝前の「リラックスタイム」を作る

寝る直前にテレビやゲーム、スマートフォンの画面を見ると、脳が興奮して睡眠の質が低下します。 寝る前の1時間は、絵本の読み聞かせや優しいスキンシップ、ストレッチなど、穏やかな「入眠儀式」を取り入れて脳をリラックスさせてあげましょう。

対処法④:就寝前の入浴で心身をほぐす

少しぬるめのお風呂(38〜40℃)にゆっくり浸かることで、体をリラックスさせる「副交感神経」が優位になります。 お風呂上がりに体の深部体温が自然と下がっていく過程で、スムーズで深い眠りに入りやすくなります。

対処法⑤:生薬製剤の力で、高ぶった神経をおだやかに整える

日常の生活リズムを整えることに加え、東洋医学(漢方・生薬)の力を借りて、お子様のデリケートな神経を内側からおだやかに静めてあげるアプローチも非常に効果的です。

昔から使われ続けている小児五疳薬「宇津救命丸」。8種類の自然由来生薬で出来ており「高ぶる神経」にゆるやかに働きます

「夜泣きのお薬」として知られる宇津救命丸ですが、実は夜驚症の背景にある「おびえ」「イライラ」「興奮」といった自律神経の乱れ(かんのむし症状)が原因の症状に優れた効果を発揮します。(夜驚症は効能効果ではありません)

  • 自然由来の8種類の生薬配合 緊張を和らげる「ゴオウ」「ジャコウ」「レイヨウカク」など、厳選された生薬が自律神経の乱れを整えます。
  • 体に優しい第2類医薬品 依存性のある精神安定剤や睡眠薬とは異なり、体に負担の少ない穏やかなお薬です。生後3ヶ月の赤ちゃんから小中学生(15歳未満)までお飲みいただけます。
  • 腸から脳へのアプローチ 近年、脳と腸が密接に関係している(脳腸相関)ことが注目されています。宇津救命丸には健胃作用(胃腸を整える働き)もあり、お腹の調子を整えることで、高ぶった気持ちをリラックスさせる効果も期待できます。

❓ よくある質問:夜泣きの薬だけど、夜驚症にも効果はあるの?

夜驚症と夜泣きは症状こそ違いますが、どちらも根本には「脳や自律神経の一時的な過剰興奮(東洋医学でいう『疳の虫(かんのむし)』)」があります。 宇津救命丸は、この「疳(神経のたかぶり)」を穏やかに鎮めるため、夜驚症による激しいパニックやおびえ、夜間の不快感を和らげる強力なサポートとなります。

まとめ:ひとりで頑張りすぎず、お薬の手も借りてみてください

突然泣き叫ぶ我が子の夜驚症に付き合うのは、親御さんにとって精神的にも肉体的にも大きな負担になります。しかし、決してあなたの育て方のせいではありません。成長とともに、少しずつ落ち着いていくものです。

「今夜もまた起きるかも…」とビクビクして過ごす毎日に、少しだけ心にゆとりを持たせるために。宇津救命丸がお子さまとご家族の「穏やかな夜」を応援します。

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