宇津救命丸が夜泣きによく効く理由とは?成分について詳しく解説します。(ギュウタン編)
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2024年04月11日
400年続く「夜泣き」「かんむし(子どものストレスによるギャン泣きやイライラ)」など子育てのお悩み解決のお薬「宇津救命丸」
今回は、植物性生薬のチョウジについて解説していきます。
チョウジ(丁子)は、フトモモ科のチョウジノキ(クローブ)の花蕾です。錆びた釘のような形をし、中国ではむかし釘字と書いていたそうですが、丁の字に似ていることから丁子と名付けられたようです。原産地はインドネシアのモルッカ群島で、薬以外にも香辛料や精油として一般的に使われています。
紀元前3世紀の中国では口臭消しとして使われ、皇帝に謁見する者はチョウジを含んで噛んだそうです。
チョウジは日本で昔から染料や香料(食品外)として使われ、武士が出陣の前に兜に香りを焚き込めたり、精油は日本刀のさび止めに使われました。また、髷(まげ)や日本髪をきれいに整えるびんつけ油にも含まれていたそうです。
薬としては芳香性健胃作用があり、消化不良、嘔吐、下痢などに使われ、宇津救命丸や昔からある万金丹・養命酒などに配合されています。
また、正月に飲むお屠蘇は、もともとは屠蘇散という薬で、チョウジが含まれている物があります(含まれてないものもあります)。
チョウジに含まれるオイゲノールは、殺菌・鎮痙・抗炎症作用があり、昔はチョウジそのものを痛む歯で噛みしめて痛みを軽減しました。その後オイゲノールとして抽出されると、歯痛の局部麻酔として歯科医に使われるようになり、今治水という歯痛止めの薬としても売られています。
香料としては各国の料理に使われますが、シチューやカレー、ハンバーグなどの肉料理や、アップルパイ・焼きリンゴなどの焼き菓子に使われています。
また、ホットウイスキーやホットワインに入れると絶妙な味になるとか。
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