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宇津救命丸が夜泣きによく効く理由とは?成分について詳しく解説します。(ギュウタン編)

2024年04月11日

今回は、ギュウタン(牛胆)について解説して行きます。

宇津救命丸に処方されています8つの生薬を一つずつ紹介するシリーズも今回で最終回となります。

最後は、動物性生薬のギュウタンについて解説していきます。

ギュウタン(牛胆)とは

ギュウタンは牛の胆汁を乾燥したもので、動物胆と表記されることもあります。主成分はコール酸で、むかしから健胃・整腸薬として使われてきました。

ギュウタン画像

動物の胆汁で薬として有名なのは熊の胆(くまのい)で、富山の「熊胆丸」などがありますが、明治初頭の「反魂胆」では熊胆と牛胆が併用されたようです。

また、熊胆は江戸時代から高価で入手しづらく、一般庶民にも買えるように徐々に牛胆、動物胆へと変わっていき、江戸時代には「牛胆丸」という薬もありました。

さらに近年では、熊胆はワシントン条約により輸出入が禁じられており.国内産が少ないことからますます牛胆への移行は進み、現在売られている複数の反魂胆や熊胆丸も牛胆に代わっているようです。

ただし、牛胆と熊胆とでは有効成分や薬効がまったく同じではなく、宇津救命丸ではより小児の症状に合った牛胆をむかしから使用しています。

また、牛から取れる成分として「牛黄」もあります。

宇津救命丸でも使用している成分ですが、牛黄は牛の胆のう中に出来た結石なので牛胆と同じ効果を持つように思われますが、牛胆と牛黄では成分に違いがあり、各種資料の記載や実際の使われ方を見ても全く別物であることが分かります。

したがって、両成分 を配合するのは理にかなっていると考えられます。

なお、牛の胆汁の意外な使い方として「製本するときの絵の具の液面を拡張するために使う」というネットの情報がありました。

おまけの話 <銀箔>について

銀箔はもちろん成分ではありませんが、宇津救命丸が効果を発揮する上で大事な役目があります。

小さな粒をコーティングしているのは、厚さ0.2ミクロンの薄い純銀箔で、苦みをマスキングする、成分を保存する、芳香成分の揮発を防ぐ、抗菌の作用などがあります。

宇津救命丸は銀箔でコーティングすることにより、一般的に使われている保存剤などの添加物は使用しておりません。

なおこの銀箔は、服用しても消化吸収されずに体外へ排出されます。

夜泣きのお薬「宇津救命丸」の含有成分についてご紹介させて頂きました。もし一つでもお役に立った情報や、興味の湧いたお話はありましたら幸いです。これからも宇津救命丸作りに真摯に取り組んで参ります。

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