宇津救命丸が夜泣きによく効く理由とは?成分について詳しく解説します。(ギュウタン編)
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2024年04月11日
400年続く「夜泣き」「かんむし(子どものストレスによるギャン泣きやイライラ)」など子育てのお悩み解決のお薬「宇津救命丸」
今回は、あの有名なフランスの香水にも使われたジャコウについて解説していきます。
麝香鹿は、ヒマラヤや中国の山岳地帯に生息するシカの一種で、角がなく、長い犬歯があるのが特徴です。麝香は、麝香鹿の雄の腹部にある香嚢(匂い袋)から得られる分泌物を乾燥した物で、牛黄以上に大変貴重な動物性生薬です。
その分泌物は匂いで雌を惹きつけるためのもので、遠くまで届くように強烈な匂いを発します。性状は球状の香嚢の中に入った繊維状で、アンモニア様の強い不快臭があります。
古くから中国では薬として使われ、精神安定作用、強壮作用、抗炎症作用、鎮静作用などがあり、日本古来の医薬品(小児五疳薬、強心薬)の原料として使われています。
その不快な匂いも希釈すると妖艶な香りとなり、香料や香水の原料としても使われました。クオパトラが浴びるように使ってアントニウウスを魅了したともいわれ、本来は麝香鹿の雄が雌を呼ぶ匂いですが、逆に人では女性が男性を魅了する香りとなりました。
麝香は英語でムスク(musk)といいます。高価なフルーツのマスクメロンの「マスク」はじつはムスクから来たもので、ジャコウのようなすばらしい香りがするということから付けられました。
麝香を摂るためには麝香鹿を殺さなくてはなりません。むかしは高価で取引されていたので麝香鹿は乱獲され、絶滅の危機に陥りました。そのため、1979年にワシントン条約で絶滅危惧種に指定され、捕獲が禁止されました。それ以降輸入は禁止となり、 使用できるのは現状の在庫のみとなっています。また、麝香はフランスの高級な香水に使われていましたが、現在は人工麝香(ムスク)を使うようになりました。
麝香鹿が捕獲禁止になる前、当社をはじめ、当時麝香を使っていた日本の医薬品メーカーが資金を出しあい、中国で麝香鹿を養殖する試みが行われました。しかし、麝香鹿は臆病の上気性が荒く、囲いに突進して自滅してしまうケースが多発したため、目的を達せずに断念しました。
最近また中国で麝香鹿を養殖し、殺さずに麝香を採取できるようになったとのことですが、採取量はごく微量だそうです。
ちなみに、麝香猫からも同様の分泌物が摂れますが、それはシベットといって麝香(ムスク)とは別物です
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